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中国は豚インフルエンザの発祥地か=中国問題の専門家

 【大紀元日本5月2日】メキシコを中心に世界各地で猛威を振る豚インフルエンザについて、国外在住の中国問題の専門家は、様々の中国国内での実例を挙げ、今回の豚インフルエンザの発祥地は中国ではないか、との見解を示した。

 同感染症が世界各地で確認される中、中国当局は国内の緊急対応システムを発動したと発表、豚インフルエンザを国外から持ち込ませない姿勢をみせ、中国国内での感染を否認している。

 農業部は声明を発表し、福建省で発生した豚大量死は豚インフルエンザではないと強調した。メキシコの政府関係者とニューヨーク・タイムズ紙が「中国の観光客が豚インフルエンザのウイルスを北米とメキシコに持ち込んだのでは」と疑う声に、衛生部(日本の厚生省に相当)と官製メディアは非難攻勢を一斉に発している。外交部は、「現時点までに、中国では人間が豚インフルエンザを感染する事例を発見していない」と強調した。

 そのような中国当局の動きについて、国外在住の中国問題の専門家・李天笑氏は、中国国内ですでに豚インフルエンザが発生している可能性が高いと指摘、下記のいくつかの事例を挙げて説明した。

 其の一.世界保健機構(WHO)の駐中国代表・韓卓昇(ハン・ジュオション)はこのほど、中国では感染の疑いがある例が発生し、患者はインフルエンザの症状を表していると発言した。陝西省で100人以上の学生が集団でインフルエンザの症状を表していることについて、中国当局は豚インフルエンザではないとしている。それについて、韓卓昇代表は、中国衛生部は感染の学校の具体的な状況を報告していないと語り、現地政府の依頼がなければ、現地調査できないと話した。

 其の二.2005年、四川省の保健機構・衛生庁のある幹部は、省内で少なくとも17人は謎の疾病で亡くなり、死因はSARSでもなければ、鳥インフルエンザでもない、豚の間で流行するウイルスが死因、と公で発言した。それが事実であれば、中国では2005年にすでに豚インフルエンザが発生したと推測できる。

 其の三.湖北省在住の中国工程院の研究員、家畜伝染病の専門家・陳煥春氏はこのほど、豚インフルエンザのワクチンの開発に成功した、と宣言した。中国で豚インフルエンザの感染が発生していないのであれば、なぜ、そのワクチンが開発できるのか。それは大きな矛盾点である。

 李天笑氏は、「現時点において、豚インフルエンザが中国に入り込むかどうかの問題ではなく、中国当局は根底から事実を隠ぺいしている。中国で同感染症が発生したかどうか、ウイルスの発祥地は中国であるかどうか、近い将来、すべてが明らかになるはず」と述べた。

 
(記者・李天笑、翻訳編集・叶子)


 (09/05/02 06:35)  





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