ロンドンが大気汚染対策強化、古いガソリン・ディーゼル車に課金

2017/10/23
更新: 2017/10/23

[ロンドン 23日 ロイター] – ロンドンのカーン市長は、大気汚染対策として、ガソリン車とディーゼル車の最も古い車種に対する課金制度を導入したと発表した。

課金制度は「Tチャージ」と呼ばれ、額は1日10ポンド。 主に2006年以前に登録され、2005年の欧州排ガス規制「ユーロ4」に適合しない車種に適用される。

課金時間は、すでに実施されている混雑課金制度(1日11.5ポンド)と同様に、平日の午前7時から午後6時まで。2つの制度を合わせると、ロンドン中心部で運転する一部の人は、1日21.50ポンド課金されることになる。

カーン氏は発表文書で「ロンドンの致命的な大気汚染の解消に向けた緊急対策を講じる決意だ」と表明。何千人もの人々が大気汚染が原因で若くして死亡しているため、この危機に対応する必要があると説明した。

カーン市長は、都心に乗り入れる車両に厳しい通行料を課す「超低排出区域(ULEZ)」を2019年から導入する方針。

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Reuters
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