【大紀元日本9月14日】中国国家統計局は11日、8月の経済指数を発表した。工業生産は前年同月比で12・3%増となり、1年ぶりの高い伸び率を記録、固定資産投資額も4,104億人民元で7月より15・1%伸びている。この数字から、中国経済は8月に回復基調を強めた、というのが一般的な経済学者の見解だが、温家宝首相は、国家統計局の好調な数字を楽観的には解釈していないようだ。
中国新華社11日の報道によると、温家宝首相は10日、中国・大連で開催された夏季ダボス会議の開幕式での演説の中、「中国経済の回復は不安定、不確実、不均衡である」と指摘し、中国経済回復の兆しについて慎重に論じた。
中国政府の目標について、GDP成長率8%の達成は「実現できる」としながらも、世界経済に不確定要素が多く、輸出依存の中国経済の国外需要が大幅に落ち込んでおり、国内消費の拡大も困難であることに言及し、これらの調整が極めて難しいことを認めている。
また、インフレなどのリスクについても警告し、「一部の刺激政策の効果は削減した。長期政策の結果が出るまでには時間がかかる。経済の緩やかな発展を維持することが第一の課題である」と表明した。
国家統計局が発表した数字では、8月の輸出入額は、7月比でともに3・4%と1%の伸び率だが、昨年同期比では、輸出は23・4%、輸入は17%の減少となり、予測を大きく下回っている。
中国国家統計局は7月、今年上半期のGDP成長率は8%に達したと発表したが、8月に、中央と地方の総額発表値に格差があることが国営新華社で異例報道されており、8%の成長率に水増しの疑いがあるのでは、と論議を呼んでいる。
(報道・肖シンリ)
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