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ツイッター社、中国のネット検閲に挑戦

 【大紀元日本2月8日】中国でネット事業を展開する外国資本にとって、中国のネット検閲に対して選択の余地はないようだ。ネット検閲を受けるか、それとも中国の市場から引き上げるか。グーグル社の中国での遭遇はそれを示唆している。しかし、ツイッター社は別の選択肢を考えているようだ。グーグルのように中国に直接的に対抗するのではなく、中共のネット検閲を避ける技術を開発しているという。

 先月末にスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムで、ツイッター社のエヴァン・ウイリアムス社長は、「興味深い技術を開発し、あらゆる外国政府からの検閲を阻止する」と示した。グーグル社がネット検閲とネット安全の問題で中国政府に立ち向かったことを褒め称えた一方で、ネット検閲において一つの会社の力だけでは、物足りないと指摘した。

 「私たちは、中国および他のところで検閲を受けている。これまで、イランでもそうされていた。ネット検閲に対抗するもっとも有効な方法は、中国などわれわれと根本的に対立している政府と関わっていくより、それらの壁を乗り越える技術的な方法が必要というわけだ」とウイリアムス社長は話す。ドイチェ・ヴェレが報じた。

 ツイッター創始者でもあるウイリアムス社長の話によれば、目の前の壁を押し倒すというより、それを乗り越えることである。ただ、実施可能な時期やその詳細については触れなかった。

 ツイッターは、ブログとチャットの中間のようなネット社交システム。ユーザーは自分専用のサイトで、「What’s Happening?(いまどうしてる?)」の質問に対して、自分の最新情報や考えなどを短い文書でリアルタイムに発表し、他のユーザーと情報の共有や交流を図る。携帯でも書き込むことができるなど、サイトにアクセスする方法は多方式である。

 中国のネット事情研究者・北風氏によると、ツイッターの独特なアクセス方法は、中国でのネット検閲を最小限にさせている。

 「ツイッター本来の構造やAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の提供によって、大量の外部サイトからあるサイトの情報を共有できる。それは中国のネット検閲ソフトGFW(グレート・ファイアー・ウォール)では、対応仕切れない部分だ。もしツイッター社が技術をさらに更新、ツイッターの情報を共用できる第三者のサイトの数をもっと増やせば、中国の情報封鎖を打ち破るのに役立つにちがいない」と北風氏は考える。

 今年の1月から、グーグルの問題が浮上し、世界から注目されている。ツイッターがまた新たな方法で中国のネット検閲に挑戦する今の動向について、北風氏は、ツイッターの行動は新しい状況をもたらすことができるものの、未来の情勢はそう楽観的ではなく、中国当局はますます検閲を強めていくだろうと見ている。

(翻訳編集・小林)


 (10/02/08 07:57)  





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