印刷版   

中国発:インドを狙ったサイバースパイ

 【大紀元日本4月9日】カナダ・トロント大学、カナダSecDev Group、サイバー犯罪調査グループShadowserver Foundationは、6日、中国のサイバースパイ組織がインド政府の軍事情報、外交機密文書やチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の送信したメールを盗むサイバースパイ行為をしていたと、調査報告書で発表した。

 同報告書は、チベットやインドの活動を監視するスパイ組織「Shadow」に関するもので、「Shadows in the Cloud: An investigation into cyber espionage 2.0」(雲の中の闇:サイバースパイの調査)と題する。

 このスパイ組織はツイッターなどのネットワーキングサービスを通じて、複数の国の政府、企業、研究機関のネットワークに侵入していた。盗まれたデータの多くはインド国内のもので、インド政府の外交機密文書やミサイルシステム設計に関する軍事情報、同国に亡命中のダライ・ラマ事務所の情報や送受信メール1500通などが含まれる。

 報告書では攻撃の首謀者を特定していないが、中心的な制御用サーバーが中国に存在することと、攻撃に使われたIPアドレスやメール・アドレスが中国四川省の成都にあるレンタル・サイトと関連していることを指摘している。

 記者会見した研究チームのグレッグ・ウォルトン氏は「サイバースペースでのスパイ活動が、犯罪目的や産業スパイから政治的な諜報活動に移行しつつある」と話し、また犯罪組織が入手した情報が他国政府や企業に売買される可能性があると、闇のサイバー市場の存在を危惧した。

 これについて中国外務省の姜瑜副報道局長は、「何を根拠にしているのか、何が動機なのか理解しかねる」と、報告書の内容を否定した。

(佐渡)

 (10/04/09 07:19)  





■関連文章
  • リオ・ティント社のスパイ疑惑案、来週判決へ=中国(10/03/26)
  • 日米系企業、中国撤退 インドネシアへ(10/03/21)
  • 古代壁画に描かれた宇宙人とUFO=インド(10/03/08)
  • 日本人インド舞踊家「これは神々の世界」(10/03/07)
  • 県民33人に1人が監視役=中国内モンゴル(10/02/23)
  • 米中関係の陰陽離合=インドの視点(10/02/22)
  • 米裁判所、中国当局のスパイに15年の懲役刑(10/02/12)
  • 米IT企業30社へのハッカー攻撃:一部詳細が明らかに (10/02/03)
  • 04年インドネシア津波、再来か 科学者が強震を警告(10/01/20)
  • スパイ容疑で大学講師に10年判決=韓国(10/01/16)
  • 海の楽園 モルディブ(09/12/28)
  • インド:反政府武装組織リーダー投降 中国からの支援を自白(09/12/13)
  • インド:海軍強化計画 中国の勢力拡大に対抗(09/12/05)
  • 中国製携帯2500万台、電波配信止め  国境のセキュリティ懸念=インド(09/12/04)
  • 湖で転覆事故、73人死亡=コンゴ(09/12/01)