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(Robert Couse-Baker/Creative Commons)

ボーっとする時、ほとんどはネガティブ思考=米研究

 【大紀元日本4月16日】「人間は考える葦である」とフランスの17世紀の思想家・パスカルは言った。考えることが人間を人間たらしめているわけだが、それが不幸の源にもなるということが分かってきた。最新の研究によると、人間は思考にふける時、大概ネガティブなことを考えているという。

 米ハーバード大学の心理学者、マシュー・キリングウォース氏とダニエル・ギルバート氏は、2250人のiPhoneユーザーを対象に、彼らの行動とその時に考えていたことについて質問した。

 その結果、ウォーキング、食事、ショッピング、テレビ鑑賞などを含む日常の活動中、平均して46.9パーセントもの時間を「ボーっと考え事して」いたことが分かった。さらに、ほとんどの場合、人はネガティブで不快な内容を思考していたという。

 「人間の心は常にさまよっている」とキリングウォース氏は話す。調査によると、ほとんどの人がその時の活動について考えておらず、他のことを考えている。また、愛し合っている時、エクササイズしている時、会話している時は幸福を感じる一方、休憩している時、歩いている時、家のパソコンを使用している時はあまり幸福を感じていないことが分かった。

 「いかなる活動をするときも、思惟がさまようことがある」とキリングウォース氏は語る。「この研究は、私たちの頭脳が存在していないもので驚くほど充満している、ということを示している」

 人間の脳は、心がさまようように「デフォルト」されている。思惟がさまようことは人々が不幸を感じる原因であり、不幸の結果ではないと研究者らは分析する。

 それでは、さまよう思考を止めるにはどうしたらいいのか?キリングウォース氏は次のように指摘する。「多くの伝統的な哲学や宗教の教えによると、幸福とはその瞬間を生きることで、修行者は“思惟がさまよう”ことを克服し、自分が“今ここにいる”ことを自覚するようトレーニングしている」。昔の人は、人間のさまよう心がネガティブ思考であることを知っていたのかもしれない。

 不幸の根源は心にある。今、この瞬間を大事にして生きることが幸せのカギなのだ。

 同論文は米ジャーナル誌「サイエンス」に掲載された。

 
(翻訳編集・李暁清)


 (11/04/16 07:00)  





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心理研究  ぼーっとする  幸せ  不幸  iPhone  ネガティブ思考  


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