米大統領「メキシコ車に関税も」、薬物・移民対策で圧力

2019/04/05
更新: 2019/04/05

[ワシントン 4日 ロイター] – トランプ米大統領は4日、メキシコが薬物密輸阻止に向け追加策を講じなければ、同国からの輸入車に関税を課すことも辞さない構えを示した。

メキシコ国境閉鎖に続き、関税の可能性に言及したことで新たな攻勢に出た格好だ。

トランプ氏は記者団に「1年間猶予を与えようと思う。仮に薬物(の流入)が止まらなければ、特に自動車分野でメキシコに関税を課す」と言明した。

今後の関税に関して、メキシコによる不法移民対策への支援と結び付けて考える可能性も示唆した。

今週の各種報道について、メキシコが米国への移民流出抑制などに対応する契機となったと指摘。「メキシコとの間で数多くの良いことが起きている。国境閉鎖か車への関税導入かというわれわれの方針をメキシコは理解している」と話した。

トランプ氏の発言を受け、自動車株が一時押し下げられた。

*内容を追加しました。

Reuters
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