対中貿易交渉、クラウド市場アクセス拡大へ=全米商工会議所

2019/05/03
更新: 2019/05/03

[ワシントン 2日 ロイター] – 全米商工会議所の国際部門責任者、マイロン・ブリリアント氏は2日、米国が対中貿易交渉で獲得するクラウドコンピューティングの市場アクセスは当初案より拡大するとの見方を示した。

3月には、中国が特別自由貿易区域を通した米クラウド企業の市場アクセスを認める方針と一部メディアが伝えている。

ブリリアント氏は電話会見で、米クラウド企業がライセンス取得や経営管理、国境を越えた自由なデータ移動の保障を確保したい考えを示した。

鉄鋼などへの中国の補助金抑制が米企業にとって優先課題と指摘。「透明性に触れた一部文言が出てくる公算は大きいが、補助金慣行を実際に縮小してやめるという中国側の確約は得られそうにない」と語った。

通商合意が長期的に物別れに終わるより、より早期の実現が好ましいとも指摘した。

*内容を追加しました。

Reuters
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