床に生地が散乱、素手で作業…中国の月餅製造工場の内部映像が話題

2019/09/14
更新: 2019/09/14

中国のインターネット上では、中秋の名月に欠かせない伝統焼き菓子「月餅」の製造加工に関する動画が注目を集め、食品安全問題への懸念が広がった。

8月、中国短編動画サービス、梨視頻(Pear Video)で、山東省にある3つの月餅製造工場の内部映像が投稿された。

1件目の工場は、毎日5000キロ以上の月餅を製造している。動画によると、月餅の原材料が不衛生な食器、そして床の上に雑乱に置かれていた。従業員は床に落ちた原材料を拾い、そのまま製造用の機械に放り込んだ。

2件目の工場の衛生環境も同じく劣悪だった。月餅の生地が床に置かれている状態で、生地とほこりまみれの床の間には薄いビニールしかなかった。従業員らは、汚れた素手で月餅を扱っている。

3件目の生産工場では、製造機械がひどく汚れている。この工場の従業員も手袋を使用せずに月餅を包装していた。女性従業員は包装後、指を舐めた。

同動画によると、3つの工場で作られた月餅は主に中国のネット通販サイトで販売されている。投稿者は「皆さんがネット上で購入した月餅も、このように製造されただろうか」と問いかけた。

この動画に対して、1人のネットユーザーは「おぞましくて、ネット通販で買った月餅を全部捨てた」とコメントを書き込んだ。

(翻訳編集・張哲)

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