豪州、南アの新変異株を調査 必要なら入国制限も

2021/11/26
更新: 2021/11/26

[シドニー 26日 ロイター] – オーストラリア政府は26日、南アフリカで感染が広がっている新型コロナウイルスの新たな変異株について調査を進めていると発表、この変異株のリスクが高まれば、アフリカ諸国からの入国を制限する可能性があるとの認識を示した。

ハント保健相はシドニーで記者団に対し、世界保健機関(WHO)が同変異株を主要な新変異株に分類すれば、速やかに対応すると発言。

「これまで通り、柔軟に対応を進める。医療機関の勧告で変更が必要になれば躊躇しない。これまでも国境閉鎖、隔離体制の整備などを国として進めてきた」と述べた。

英国は26日から、南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、レソト、エスワティニの計6カ国からの航空機乗り入れを一時的に禁止し、6カ国から帰国した英国人に隔離を求めると発表している。

WHOは、南アの新変異株の影響を見極めるには「数週間かかる」と表明した。

オーストラリアは今月、新型コロナ流行後で初めて入国制限を緩和したばかり。

Reuters
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