「打倒官僚主義!」天津大学などで大学生らが抗議 封鎖に不満

2022/05/27
更新: 2022/05/27
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中国・天津市の複数の大学で26日夜、中共ウイルス(新型コロナ)の感染拡大を防ぐためキャンパスを封鎖するやり方に不満を持つ大学生らが、抗議デモを行った。

SNS上に投稿された動画では、天津大学で少なくとも数百人の大学生がデモに参加した。

参加者らは「形式主義を倒せ!官僚主義を倒せ!」とシュプレヒコールを上げた。別の動画には現場に急行する警察のバイク隊が映っている。

ネット上に掲載された文書によると、28日夜も抗議活動を行う予定だという。学生らは大学側に、デモ開催の責任を追及しないよう要求している。

天津大学は1月8日から封鎖されていた。

同大学の学生は以前、大紀元の取材に「1月20日までの間に9回もPCR検査を受けた。実施時間はいつも早朝または深夜のため、睡眠不足になる学生が多く、みんな不満を持っている」と話した。

別の大学でも封鎖抗議

天津市にある名門大学「南開大学」でも最近、学生による抗議活動がキャンパス内で起きている。

ネット上の写真によると、南開大学の校舎に「自絕於社會(自ら社会とつながりを断ち切る)」など、学校側の防疫策を皮肉るスローガンが掲げられていた。

キャンパス内に設置された隔離用の仕切り壁に、スプレーで「自由な大学生でありたい」と書かれた。

今月4日、大学の閉鎖に反対するビラが貼り出された。

同大学の学生は、SNSなどで「大学は1月からずっと封鎖されている」「学校側は学生をウイルスのように扱っている」「官僚主義や形式主義がはびこっている」などと書き込んだ。

また、「学校側は学生の行動を制限するのに、職員らは自由に移動できる。そんな封鎖に何の意味があるのか」と学校側の不公平な扱いに怒りをあらわにする学生もいた。

今月の23、24日、北京の中国政法大学や北京師範大学でも、相次ぎ抗議デモを行った。学生らは大学に対して期末試験の実施方法と時期を明らかにし、帰郷を認めるよう要求した。大学側は譲歩し、学生らの帰郷を許可した。

北京大学の学生も最近、教職員の出入りは認め、学生の生活エリアだけを封鎖する不公平なやり方に抗議しデモを行った。

1989年6月4日に中国の民主化を求める大学生や市民を弾圧した「天安門事件」33周年を控え、大学生による抗議活動が注目を集めている。

北京大学は仏通信社のAFPに対し、学生らは抗議しているのではなく「要求を伝えているだけだ」と釈明した。

(翻訳編集・李凌)