FBI バイデン贈収賄疑惑の情報提供者への死の報復を恐れる=ルナ議員

2023/06/10
更新: 2023/06/10

アンナ・ルナ議員は5日に、FBIがバイデン大統領とその家族が関与する贈収賄疑惑に関する機密情報提供者の身元が明らかになると、その人物が殺されるのではないかと恐れていると述べている。

「下院監視委員会の会議を終えたところだ。FBIは、情報提供者がバイデン一家について持ち出した情報源に基づいて、正体を明かせば殺されることを恐れている」とルナ議員はツイッターに書き込んだ。

ルナ議員が投稿したのは、FBIが6月5日、バイデン氏副大統領在任中、ある行動と引き換えに外国人と500万ドル(約6億円)の賄賂を交わしたとする非機密文書について、下院監視・説明責任委員会に説明した後のことである。

FBI長官クリストファー・レイ氏との非公開の打ち合わせ後、委員長のジェームズ・コマー議員は声明を発表した。声明には、FBI関係者たちは「FBIが作成した非機密記録が反証されていない」と確認したと書いてある。また、関係者たちはその記録に含まれる情報が現在進行中の調査で使用されていると何度も述べている。

コマー議員によると、その情報は「信頼性の高い、非常に信頼できる」情報源から来ており、その人物は何年もの間FBIと協力してきた。「これらは事実であり、ホワイトハウスや議会の民主党がどれだけの弁明、あるいは嘘を言っても、この情報を変えることはできない」。

FBIが再び非機密記録を下院監督委員会の保管に引き渡すことを拒否したため、共和党は今、FBIの長官レイ氏を議会侮辱罪に問う動きを見せている、とコマー議員は強気の姿勢を示した。

「この記録に含まれる疑惑の重大さと複雑さを考えると、議会はさらに調査を進める必要がある」とコマー議員が指摘している。「米国人は、FBIが法律を公平に執行する能力に対する信頼を失い、回答、透明性、説明責任を求めている。監視委員会は、米国民のために事実を追認し、連邦政府が責任を負うことを保証しなければならない。」

5月3日、コマー議員とチャック・グラスリー上院議員は、FBIが保有する非機密のの記録の存在を明らかにした。彼らは、非常に信頼性の高い情報源から連絡があったと述べた。その記録によると、オバマ政権下で副大統領を務めていたバイデン氏が、ある外国人と500万ドル(約6億円)の贈収賄計画に関与したという犯罪について、具体的な告発がなされています。この犯罪は、政策決定に対し影響力を与えるを目的としていたとされる。

 

民主党、記録を軽視

監視委員会の有力メンバーであるジェイミー・ラスキン議員とホワイトハウスは、この記録の信憑性に異議を唱えたが、レイ氏はその後、この記録の存在を確認したものの、委員会への公開を拒否している。

ラスキン氏は、それが以前から続いている「行き詰まった申し立て」だと述べた。またホワイトハウスは議員たちによる調査を、2024年の選挙を前にバイデン氏の評判を傷つけることを目的とした「愚かな茶番劇」だと軽視している。彼は6月5日にコマー議員と並んでこの文書を閲覧した後、自分の主張を強めた。

レイ氏は、先月コマー議員の召喚に応じなかったのは情報源と法の秩序を守るためだったと述べている。コマー議員は、この文書を巡るFBIと下院共和党との対立がエスカレートする中、ファイルが提出されなければレイ氏を議会侮辱罪で訴えると主張した。

ケビン・マッカーシー下院議長は5日の夜、記者団に対し、例の文書は非機密であるため、監視委員会の全委員が閲覧できるべきだと述べている。

「委員会全員が監視の責任を持っている。レイ氏は、委員会の全員にそれを提供する必要がある。そうでなければ、我々はレイ氏を議会侮辱罪で訴える手続きを進めることになる」と明言した。

ルナ議員はFOXニュースに、委員会は8日にレイ氏の議会侮辱公聴会を行う予定だと語った。エポックタイムズはルナ議員にさらなるコメントを求めた。

バイデン政権が自身のひどい腐敗から守るために陰謀を巡らしているなら、私たちは議会侮辱罪で訴える手続きをし、FBI長官を議会に連れて行くつもりだ。」とルナ議員は語った。

FBIはエポックタイムズの質問に対し、レイ氏に対する議会侮辱罪を問う手続きを進めることは 「不当である」と答えた。

「FBIは、米国議会議事堂の閲覧室で文書を提供するなど、委員会の要求に応えようとする姿勢を継続的に示してきた」とFBIの広報担当者は述べている。「この常識的な保護策は、情報源の身体的安全や捜査の完全性といった重要な懸念のために、議会の要請や裁判手続きにおいてしばしば採用されている。このような状況下で、議会侮辱罪の採決に発展することは不当である」と指摘した。

オーストラリアを拠点とするエポックタイムズ記者。
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