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アマゾンのロボット人口が100万台に到達 今後数年で人手削減の動き加速か

2025/07/03
更新: 2025/07/03

アマゾンは、同社のロボットの数が100万台に達し、75%の配送業務がロボットの助けを借りていると発表した。倉庫従業員の権利団体の執行役員は、アマゾンが高強度の労働環境で、従業員数を減らすことを夢見ていると述べた。

アメリカのネット小売大手アマゾンは、6月30日に100万台目のロボットを導入したと発表した。同社は多様なロボットチームを持っている。アマゾンが導入しているロボットである「Hercules(ヘラクレス)」は最大1250ポンド(約567キロ)の貨物を持ち上げて移動させることができ、「Pegasus(ペガサス)」は精密なコンベヤーベルトを使用して個々のパッケージを処理する。また、全自動移動ロボットの「Proteus(プロテウス)」は従業員を避けて重いカートを移動させることができるという。

アマゾンによると、現在、世界中の約75%の配送業務が何らかの形でロボットの助けを借りているとのことだ。

「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、ロボットは一部の従業員と置き換わっており、その結果、同社は採用のペースを緩めていると報じられた。アマゾンには約156万人の従業員が在籍しており、その大多数は倉庫で働く。

「華日」によると、アマゾンが発表した従業員数と工場数の推定値を比較した結果、2024年の各工場の平均従業員数は約670人で、これは過去16年間で最も低い水準だ。

アマゾンのCEO、アンディ・ジャシー(Andy Jassy)氏は最近、同社は倉庫内で人工知能を導入していると述べ、「在庫の配置、需要予測、ロボットの効率向上のために活用している」と説明した。アマゾンは今後数年で、従業員の総数を減少させる意向を示した。

倉庫労働者リソースセンターの執行ディレクター、シェヘリヤール・カオスジ(Sheheryar Kaoosji)氏は、これまでのところ、ロボット技術がアマゾンの小型倉庫で変化させた職務は、大型配送センターでの変化に比べて少ないと述べた。

楊旭