台湾・台北市で2026年の幕開けを告げる大規模なカウントダウン花火が行われた。
中心となったのは、台北の象徴として知られる超高層ビル台北101。
高さ500メートルを超えるこの建物から、約6分間にわたり色鮮やかな花火が夜空に打ち上げられた。
今年の花火は五つのテーマで構成され、「民主」「文化」「テクノロジー」を軸に、2025年の台湾社会を振り返る内容となった。
オリジナル楽曲と連動した演出で、自由や多様性を象徴する色彩や、先端産業を思わせる光の動きが次々と描かれた。
当日は冬の冷え込みと雨に見舞われたが、会場周辺にはおよそ20万人が集まり、新年の瞬間を見届けた。
年越しイベントでは音楽ライブも開催された。
オープニングを飾ったのは、ライブハウス文化から人気を広げた台湾で高い支持を集める独立系バンド美秀集團。
続いて台湾の人気歌手が登場し、海外ゲストとして韓国の女性グループKARAも出演した。
さらに、アメリカ在台協会(AIT)の谷立言処長もステージに上がり、市民とともに新年をカウントダウンした。
安全対策も強化され、台北市警察は2000人以上の警察官を配置。
2025年末に発生した事件を踏まえ、会場周辺の警備と人の流れの管理が厳重に行われた。
会場では「平穏な一年を願いたい」「新しい挑戦がうまくいってほしい」といった声が聞かれ、「新年おめでとう」という言葉があちこちで交わされた。
台湾の年越しは、華やかさの中に、民主社会としての自信と未来への希望を映し出していた。
(台北101の年越し花火、2026年1月1日、台湾・台北市)
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