1月3日、米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を電撃拘束した。中国共産党(中共)系専門家李毅が怒りで涙と頬を叩き、金燦栄が「中共側の萎縮」を認めラテン投資リスクの警告をした。SNSで嘲笑拡散、中共当局が言論封鎖。ファーウェイの皮肉も飛び交う衝撃事件となった。
米軍が電撃的にベネズエラのマドゥロ大統領を拘束し、国際社会に衝撃を与えた。
一貫して反米姿勢を取ってきた中国共産党の『御用学者』として知られる李毅は、このニュースを受けて自らの頬を叩き、怒りのあまり涙を流した。同じく中共寄りの政治評論家・金燦栄も「今回の事件は中共に大きな影響を与える」と述べ、波紋を広げている。
1月3日未明、米軍と米法執行機関がベネズエラの首都カラカスを奇襲し、マドゥロ夫妻を拘束した。
李毅氏の衝撃反応:頬叩き涙で「畜生め!」と台湾比較
かつて「台湾への武力統一」を公然と主張していた中共強硬派専門家・李毅は、1月4日、自身のYouTubeチャンネル「李毅看世界」でこの件について語った。
李氏は動画内で怒りを露わにしながら次のように述べた。「いまだに『長距離の越洋作戦は難しい』などと言っている者がいるが、中国大陸から台湾までは180キロしか離れていないんだ! アメリカのフロリダ州からベネズエラまでは最短でも1800キロ、カラカスからワシントンまでは3300キロもある。それでも奴らは生け捕りにしたじゃないか、畜生め!」
この場面で李氏は激しい怒りのあまり自らの頬を叩き、「もう俺は人間じゃない気がする、くそっ!」と叫び、さらに机を叩きながら言葉を詰まらせた。
この映像がX(旧ツイッター)上で拡散されると、SNS上には次々とコメントが寄せられた。
「長年、中国の自慢ばかりしてきたこの老人も、ようやく現実を知る機会を得た。ある意味で良いことかもしれない」
「まるで親を亡くしたような嘆きぶりだ。だが泣くのはまだこれからだ」
「この笑い話は、次のネタ─おそらくイラン─が出てくるまで続くことだろう」
「この人、意外と正直な感情を持っているな。張維為や沈逸にも同じように自分の頬を叩いてもらいたい」
金燦栄氏の警告:ラテンアメリカ投資リスク高まり中共に打撃
一方、反米論を唱えてきた中共の「国師(国家顧問的存在)」金燦栄も4日に動画を公開し、マドゥロ逮捕が中国に及ぼす影響について警鐘を鳴らした。
金燦栄は次のように、「アメリカは西半球を支配しており、その根幹は安全保障にある。外部の大国がこの地域に関与することを決して許さない。軍事面では中国の影響力はほとんどない。しかしアメリカが完全にこの地域を掌握すれば、その影響は経済協力分野にも及ぶ。それは中国にとって重大な問題だ。なぜなら中国とラテンアメリカの関係は主に経済協力に基づいているからだ。もしアメリカが西半球を完全に支配すれば、これら諸国との経済関係はアメリカの顔色をうかがうものとなる。現時点で影響は限定的だが、長期的には非常に大きくなる可能性がある」と見解を示した。
さらに金燦栄は続けて警告した。「中国はラテンアメリカへの投資に慎重であるべきだ。その地域の政治はすでにアメリカの影響下に入りつつある。したがって投資リスクは確実に高まっている」
金燦栄の発言はネット上で論議を呼んだ。
「そんなこと、誰だって分かっている」
「もし自分が中国軍上層部の『ダニ』の一匹なら、絶対に最初の一撃を命じたりはしない。自分で『官僚ダニ』ばかり任命しておいて、今さら誰のせいにするのか。悲惨なものだ」
金燦栄の動画が公開されてまもなく、微博(ウェイボー)の検索急上昇ランキング上位に急浮上した。しかし、この明らかに中国共産党の公式方針的な論調とは異なる発言は、当局の言論統制メカニズムを刺激した。間もなく話題「金燦栄が『マドゥロ逮捕は中国に大きな影響』と述べた」のタグは封鎖された。
SNS拡散の嘲笑:中国ネット民がファーウェイを皮肉る
『鏡週刊』の報道によると、マドゥロ逮捕後、台湾の評論家・頼岳謙氏の過去の映像が再び注目されたという。その映像の中で頼岳謙氏は、マドゥロ氏が使用しているのはファーウェイ製のスマートフォンであり、「だからアメリカは盗聴できない」「手の打ちようがない」と述べ、さらに各国の指導者たちに対し、マドゥロ氏を見習ってファーウェイ製スマートフォンに切り替えるよう呼びかけ、「国家安全を守るべきだ」と訴えていた。
この関連映像が中国の動画共有サイト「ビリビリ(bilibili)」で拡散されると、皮肉の対象となった。多くの中国のネットユーザーがコメント欄に殺到し、「事実が証明した、内通者の方が盗聴より役立つ」「きっと我慢できずにiPhoneをこっそり使って、位置情報を特定されたんだ」「来世ではiPhoneを使おう、少なくとも動作はスムーズだから」などと皮肉交じりのコメントを投稿した。
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