米議会の超党派議員は、上院が「法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案」(S.4009)を可決したことを受け、相次いで声明を発表した。中国共産党(中共)が法輪功学習者を含む良心の囚人から臓器を強制摘出しているとして非難し、同法案を通じて、こうした人権侵害の責任を追及する考えを示した。
同法案は、中国国内での強制臓器収奪に責任を負う当局者らへの制裁を可能にするとともに、中共の臓器摘出政策や臓器移植制度の実態について、米国務長官に議会への報告を求めている。

法案の提出者である共和党のテッド・クルーズ上院議員は9月29日の声明で、次のように述べた。
「中共は、国家が支援する残虐な臓器摘出産業を通じて、今も法輪功学習者を標的にしている。こうした残虐行為は、信教の自由と基本的人権を侵害するものだ。マークリー上院議員と協力し、この超党派法案を上院で可決できたことを誇りに思う。下院の同僚議員に対し、この法案を可決し、大統領の署名に回すよう強く求める」

法案の提出者である民主党のジェフ・マークリー上院議員は9月29日の声明で、次のように述べた。
「中共による弾圧と人権侵害は、今も深刻な被害をもたらしている。その中には、中国国内の弱い立場にある人々から臓器を強制的に摘出しているとの報告も含まれる。私たちは、こうした犯罪の被害者のために立ち上がらなければならない。今回の超党派の取り組みは、中共に人権侵害の責任を問うものだ」

米連邦上院のトッド・ヤング議員(林樂予/大紀元)
共和党のトッド・ヤング上院議員は9月30日の声明で、「米国は引き続き基本的人権を守り、中共による宗教的少数派への迫害を公に非難しなければならない」と述べた。
さらに、「上院が超党派で支持されたこの法案を全会一致で可決し、こうした恐ろしい侵害行為に対処するとともに、法輪功学習者や中国で迫害を受けているほかの被害者と連帯することをうれしく思う。これは、中国共産党による人権侵害が続くなか、信教の自由と人間の尊厳を守るための重要な一歩だ」と指摘した。

共和党のトム・ティファニー下院議員は9月30日の声明で、「中共が長年にわたり人権を侵害し、政治的異議を唱える人々や宗教的少数派に組織的な拷問を行ってきたことは広く知られている。この法案の可決は、こうした人権侵害の責任者を追及する一助となる」と述べた。

共和党のガス・ビリラキス下院議員は10月1日の声明で、次のように述べた。
「上院が超党派の『法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案』を全会一致で可決したことを高く評価する。強制臓器収奪は人間の尊厳に対する恐ろしい侵害であり、関係する責任者の責任を追及しなければならない。この法案は、中国国内でこうした行為を行う者に制裁を科すとともに、こうした人権侵害に対する監視を強化するものだ。下院の同僚議員と協力して法案を前進させ、信教の自由と基本的人権を揺るぎなく守っていきたい」
S.4009は、中国で法輪功学習者を含む良心の囚人からの強制臓器収奪に関与、またはこれを支援した者に厳しい制裁を科すことを目的としている。
制裁には、米国の個人や団体との取引禁止、米国内の資産凍結、米国への入国禁止、査証や仮釈放資格の取得禁止などが含まれる。
現在、同法案が連邦法として成立するには、下院での提出、審議、採決、上下両院での調整を経て、大統領の署名を得る必要がある。
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