中国 6,000円未満は面接不可 企業の説明に批判広がる

面接で残高までチェック? 所持金少ないと門前払い=中国

2026/04/22
更新: 2026/04/22

深センで、面接時に応募者のスマホ決済の残高を確認し、少ない場合は面接すら受けられないという前代未聞の条件が明らかになり、議論を呼んでいる。

ネットに出回ったやり取りでは、「残高が300元(約6千円)以下の人は面接不可」としていた。この求人について、中国メディアが仲介業者に対し、残高チェックという条件の理由を確認したところ、「すぐ辞めたり、お金のない社員による給与トラブルを防ぐため」と説明したという。

この「給与トラブルを防ぐ」という説明に対し、ネットでは批判が相次いだ。

「それなら会社の口座残高も確認させてほしい。給料を払えるのか不安だ」

「働いたら給料をもらうのは当たり前だ。それがどうして『トラブル扱い』になるんだ?」

「就職はもはや学歴や能力だけでなく、『収入が不安定でもどれだけ耐えられるか』という競争に変わっている。つまり企業側は、給料の遅れやトラブルがあってもすぐには問題にしない人材を選んでいることになる。なんて世の中だ」という嘆きが広がっている。

法律の専門家は、スマホ決済アプリの残高は個人のプライバシーにあたり、企業が正当な理由なく確認を強制する権利はないと指摘する。さらに、残高を採用の判断基準にすることも、法律に適合しない。

問題の企業は、過去に賃金トラブルや労働契約を巡る問題で訴えられたケースがあることを確認している。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!