シンガポールでの法輪功学習者に下された判決に対する世界の華人社会からの反響

2005年05月06日 09時20分
【大紀元日本5月5日】シンガポールに在住する二人の法輪功学習者は、公園で気功を行い、法輪功及び中国における法輪功への迫害について公衆に伝えたところ、「事前申請のない違法な集会」を行ったとして起訴された。彼女達は警察に対して法輪功が迫害を受けていることを伝えたが、「許可されていないVCDを所持、更にそれらを郵送していた」など、八つの罪を加えられ、投獄された。

シンガポール当局によるこの二人の学習者への判決は不当だとして、世界各国の法輪功学習者たちは、それぞれその国に駐在するシンガポール大使館及び領事館へ請願し、書簡を渡した。更に、シンガポール当局に対し、独裁政府の言いなりにならないように、と呼びかけた。

中国の強制労働収容所における迫害及び強制的な洗脳の実態を暴いたドキュメンタリー小説、『静水流深』の作者である曾錚女史は、自らが迫害された経験を話し、シンガポール当局の行為は、法輪功学習者及びあらゆる中国人に多大な損害を与えていると語った。例えば、2001年、中国の新聞は、シンガポール当局が公園で法輪功の気功を行っていた学習者を逮捕した、と報じた。中国の強制労働収容所当局は、このニュースを利用して、全世界が法輪功を禁止しているのだと宣伝した。海外からの正確な情報から全く遮断されている収容者たちは、この宣伝に惑わされ、つらい思いをしたという。

在オーストラリア、シドニーにあるシンガポール大使館前で平和的に請願する人たち(大紀元)

現在オーストラリアに住む胡倹氏は、シンガポールに8年間在住していた。彼は、シンガポール当局の判決は、中共からの圧力によるものであると述べた。シンガポールは中国と経済的に親密なつながりがあり、さまざまな利益のために、中共に従っている。実際、シンがポール当局は一貫して法輪功に対して厳しい態度を取り続けていた。

中国民主党海外亡命本部、世話人の徐文立氏は、この判決を聞いて驚いたと語った。彼はシンガポール政府のやり方に対して遺憾の意を表明し、この判決の結果は司法の独立、そして法律で人権を守る、という原則から外れている、と指摘した。

現在アメリカに在住している著名な政治評論家の林保華氏は、この事件はシンガポール政府が中共に迎合し、法輪功を迫害しているのと同様であると述べた。シンガポールは、実際には独裁の国であるが、民主の法制国家を装っている。シンガポールでは、選挙もあるし、法制もあるが、すべて政府にコントロールされているもので、ただの飾りであると語った。

アメリカにおける有名な評論家、そして『北京之春』の編集長である胡平氏は、シンガポール政府の今回の法輪功学習者への判決は、まったく道理に合っておらず、法律上も根拠のないことであり、判決自体が一種の違法行為だ、とコメントした。彼は更に、この件の根本的な理由は中共からの圧力であると述べた。

有名な政治評論家である曹长青氏は、「恥ずべきシンガポール」と題した文章で、今のシンガポールの主な新聞、ラジオなどは北京の宣伝媒体と同じであり、国営で、即ち政府の代弁者なのであると述べている。また、彼は李光耀の一族がシンガポールでの権力を一手に握っていることも指摘した。

中国民主政党連盟秘書局は、シンガポール当局の法輪功学習者拘束に対し、次の声明を発表した。監禁されている法輪功学習者を無条件で釈放しなければならない。まじめにかつ公に彼女たちに謝罪し、そして損害賠償を支払うべきである。中共の暴政はそろそろ終わりに近づいており、ただ目の前の経済的な利益のために、中共の暴政に諂い、シンガポールの国運を傾けるような行為は愚かなことである。

中国工党は、シンガポール裁判所の法輪功学習者に対する判決に強い関心を示し、同時に遺憾の意を表明した。また、あらゆる思想の自由、言論の自由を侵害すること、そして公正な司法制度及び独立を脅かすような干渉を強く拒否するべきであると主張した。
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