[ハノイ 28日 ロイター] – トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は28日、2日目の首脳会談を開始した。会談前に両首脳は、北朝鮮の完全な非核化を巡る協議の進展に期待を示した。
両首脳は27日、2回目の首脳会談と夕食会で意見交換した。トランプ大統領は、交渉のペースに満足していると述べた。
トランプ大統領は28日、会談に先立ち記者団に対して「スピードは私にとってさほど重要ではないと、再三言っている。核ロケットやミサイルの実験が行われていないことを非常に感謝している」と述べた上で「われわれは正しい合意を望んでいる」と強調した。
北朝鮮は2017年末以降、核・大陸間弾道ミサイルの発射実験を行っていない。
金委員長は、合意への自信があるかとの記者からの質問に対して、通訳を介して「答えるのはまだ早いが、私が悲観的ということはない。良い結果が得られるとの感触を持っている」と応じた。
金委員長はまた「われわれはこれまでに多大な努力をしてきた。それを示すときだ」とコメントした。
トランプ大統領は、北朝鮮は「経済大国」になり得ると述べ、合意できた場合の北朝鮮の潜在力に改めて言及した。
*内容を追加しました。
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