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中国では約3億人のメガネ着用者がいる。メガネ業界は08年中国第2位の暴利業界に選ばれた(Getty Images)

08年中国十大暴利業界調査=1位不動産業界 2位メガネ業界

 【大紀元日本4月5日】上海の「東方早報」紙と捜狐網はこのほど4千名のインターネットユーザーを対象に、合同で「3・15暴利業界大調査」を行った。同紙は、4千名の回答者が26種の業界の中から選択した消費者から理不尽な利益を貪ると思われる業界についての投票数に基づいて、08年の十大暴利業界ランキングを制作した。

 暴利業界ランキング1位となったのは、中国の不動産業界。4千名の回答者から約26%の投票を得た。不動産市場における投資過熱化により、中国の不動産業界は「富豪の揺りかご」と呼ばれるほど、近年不動産ビジネスを手掛けることで直ちに富豪になる人が多くいる。米国経済誌「フォーブス」が去年発表した「07年中国富豪ランキング」1位の楊恵妍さんは中国大手不動産開発会社「碧桂園」の執行役員で、同社の会長の娘さんでもある。去年年末から、中国不動産価格は下落を見せ始めたが、しかし不動産業界による暴利時代は未だに続いている。

 ランキング2位となったのはメガネ業界。投票数は全体の13%を占めた。中国では約3億人のメガネ常用者がいるといわれている。3年ごとに新しいメガネをかけ替えるとすれば、毎年市場の需要量は約1億個に達するとの結果になる。中国のメガネ屋では、1個20元(約290円)のメガネフレームは場合によって10倍、15倍、さらに20倍で売られているという。

 葬儀業界は第3位となった。投票数は約11%。中国民政部の統計データによると、中国の年間の葬儀に関する出費は100億元(約1千450億円)を超えているという。1件の葬儀につき、火葬後に骨や遺灰を収める壷の費用は1千元(約1万4千500円)以上かかるだけではなく、遺体の火葬費、化粧費、運送費、告別式に使う場所の利用費、また花束、故人の身に付ける「寿衣」などの費用は非常に高い。また、墓地や霊塔を購入するのはさらにお金がかかる。場所の良い墓地なら、数万元(1万元は約14万5千円)の費用がかかる。全国的に月収の最も高い平均月収2千元(約2万9千円)の上海市民にとっても、葬儀にかかる費用が非常に高いことがわかる。

 第4位は通信業界。投票数は5%。3月上旬に開かれた全人代の期間中、中国情報産業部は09年から携帯電話の使用料金制度は現在の双方向課金制度から単一方向課金制度に変更すると発表した(中国の携帯電話課金制度:現在、発信した側と受信した側双方向から使用料金を徴収されている)。これによって携帯電話使用者の利用料は安くなるが、業界人士の話によると、設備投資や管理および人件コストを除いても、携帯電話サービス企業の純利益は依然として50%以上に保たれるという。

 第5位は医薬品業界。投票数は5%。業界内人士によると、生産者価格では12元(約174円)の医薬品がよく40元(約580円)の販売価格を付けられるという。その差の28元のうち、流通コストが7元から15元占められているといわれているが、実際の流通コストも最終的に生産および販売側の企業に戻っているという。

 高速道路業界は第6位に選ばれた。投票数は5%。世界銀行の最新研究レポートによると、中国の高速道路通行料金は先進国と比較しても高い水準にあるという。一部の高速道路の料金所に勤務している徴収員の月収は約8千元から9千元(約11万6千円から13万500円)の水準になっている。

 第7位に選ばれたのは化粧品業界。投票数は4%。高額な宣伝費や流通費がかかる輸入化粧品は中国では、その最初の生産者価格より何十倍も高い価格で販売されている。中国の美容院や美容室で200元(約2千900円)販売されている化粧品も、実際に安いときは十数元(約150円)で手に入れることができる。

 教育業界は十大暴利業界の第8位に選ばれた。投票数は3%。子供の教育は数多くの中国家庭にとって最大の消費項目となった。幼児園の保育料金が高いだけではなく、子供が小学校や中学校に上がるときも、重点学校(有名進学校)の入学を希望すれば、親は数万元(約30万円以上)にも上る「択校費」を払わなければならない。また、そのほかに、建校費や借読費(借読費とは、戸籍のない子供たちが仮に学校に入って勉強することで、地方から出て都市部で働く所謂農民出稼ぎの子供の多くに見られる)、教科書の費用などが必要とされる。一方、子供が中学校や高校を卒業するときにも、親は学校側に対して、就職指導サービス費、就職や進学で問い合わせを受けたときの料金、卒業証書発行費などを支払わなければならないという。

 ブライダル写真撮影業界は第9位となった。投票数3%。ワン・セットのブライダル写真を撮るのに、少なくとも1千500元から2千元(約2万1千750円から2万9千円)かかるが、高い場合1万元(約14万5千円)以上にかかることもある。07年上海では、結婚で入籍したカップルは約11万7千825組だったという。一組のカップルがブライダル写真撮影に2千元費やしたと計算すれば、07年上海だけでブライダル写真撮影業界の売上げは約2億元(約29億円)に達した、結果になる。

 十大暴利業界の第10位となったのはオンラインゲーム業界。オンラインゲームの製造メーカーは大規模な生産工場や倉庫を構える必要がなく、ゲームの製造コストも非常に低く、またメーカーは自社のオンラインゲームを維持し、バージョンアップしていくだけでいいため、純利益は50%以上達しているといわれている。また、オンラインゲームの製造番号などはサーバーに保存されていることが多いため、ゲームの無断ダビングを防ぐことができる。

 (08/04/05 10:45)  





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