印刷版   

「結石乳幼児の家」のメンバーが参加した9・11犠牲者追悼会

<粉ミルク事件一周年目>犠牲者追悼会の参加者、連行され行方不明=中国

 【大紀元日本9月14日】9月11日、1年前に有毒粉ミルクを飲んで犠牲になった乳幼児を追悼して、被害者の親たちによる、キャンドルライトの追悼会が北京で行われた。活動許可を当局から得られたことに感謝していた親たちが、追悼会終了後、北京から帰ろうとしたところ、次々と公安当局に連行され、現在、行方不明となっている。

 有毒粉ミルク事件は、有機化合物メラミンに汚染された、中国大手メーカー「三鹿グループ」製の粉ミルクを飲んで、約30万人の乳幼児が泌尿器系の結石に罹り、死者も出した事件。今回の活動は被害乳幼児の親らにより結成された「結石乳幼児の家」の責任者・趙連海さんの北京の自宅で行われた。趙さんは事前に北京市公安局に報告し、公安局長自らが同活動を批准した。

 11日の取材に応じた趙さんは、北京公安が今回の活動を許可したことを嬉しく思っており、公安に感謝の気持ちでいっぱいだと話していた。

 しかし、追悼会終了の翌日、帰宅しようとした参加者の2人が趙さんの自宅付近で待機していた私服警察に連行された。連行の過程を趙さんの自宅を訪問するため、その場に居合わせた友人が目撃した。

 もう一人の参加者・郭彩虹さんは追悼会の途中で、地元の居委会と派出所が郭さんの北京にいる親戚まで送り届けるという電話を受けた。郭さんが迎えの車に乗った後、親戚の家ではなく、派出所に向かっているという郭さんからの電話が友人に入った。電話は途中で切られた。

 現在、趙連海さんの自宅電話も携帯電話も通じない状態。連行された親のほか、趙さんの自宅での追悼会に参加した別の参加者すべてに連絡が取れず、行方不明となっている。

 「北京当局は有害粉ミルク事件の記憶を再燃させたくないところだが、趙さんたちが追悼会のことを多くのメディアに知らせたため、当局はそのままやらせたのではないか。政府はそれほど寛容的ではないという戒めを他の親たちに知らせる意味で、今回、親たちが連行された」と事情通は分析している。

(記者・駱亜、翻訳編集・余靜)

 (09/09/14 03:12)  





■関連文章
  • ダライ・ラマ、台風被災地の慰問で訪台 与党、面会を拒否(09/09/01)
  • 三鹿有害粉ミルク事件:責任問われた政府関係者、実質昇進(09/04/19)
  • 有毒粉ミルク再び 乳児48人が結石=中国(09/02/01)
  • 有害粉ミルク被害者家族ブログ、中国当局全面的に閉鎖(09/01/29)
  • 手足口病感染急増、男児1人死亡=中国安徽省(09/01/25)
  • 中国若手学者・弁護士集団、CCTVの洗脳番組を排斥(09/01/14)
  • 「雅士利」ブランド粉ミルク飲んだ男児、24時間後に死亡(09/01/09)
  • 有害粉ミルク事件:中国当局の逮捕に抗議、被害者家族が断食(09/01/06)
  • 中国産ザリガニ26コンテナ分、米国で通関差し止め(08/12/28)
  • 有害粉ミルク事件、三鹿グループが破産宣告(08/12/25)
  • 有毒粉ミルク被害者家族らがHP立ち上げ、提訴する構え崩さず(08/12/21)
  • 腎臓結石女児死亡報道、記者懲戒処分=中国湖北省(08/12/11)
  • 中国メラミン事件再発:EU、乳製品輸入・全面禁止(08/12/10)
  • 最初の有毒ミルク事件被害者、11ヶ月女児死亡=中国・湖北省(08/12/08)
  • 中国有毒粉ミルク、被害乳幼児29万人=中国衛生部(08/12/03)