コロナ禍の財政「まずは経済再生」と菅氏、自民総裁選で公開討論会

2020/09/09
更新: 2020/09/09

[東京 9日 ロイター] – 自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は9日、コロナ禍の財政状況について「経済あっての財政で、まずは経済再生が大事」との認識をあらためて示した。党青年局・女性局主催の公開討論会で述べた。

財政再建を巡って岸田文雄政調会長は収束後の対応を念頭に「健全化に向けた方向性を示していかないと(国際的な)信用そのものに関わる」と指摘した。石破茂元幹事長は「ハイパーインフレは供給力が滅失した場合に起こる。すぐ起こるという立場に立っていない」との考えを述べた。

党員投票を行わず、両院議員総会で国会議員と都道府県連の代表による投票で新総裁を選出する対応について石破氏は「(党員投票した場合に)なぜ2カ月かかるのかはきちんとした検証が必要」との認識を示した。

これに対し、菅氏は「党運営のデジタル化推進は当然、必要になる」と述べた。

(山口貴也)

Reuters
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