日本人科学者がH1N1型インフルエンザウイルスの変異株を複製 「テロ悪用」と懸念の声も 

2014年07月04日 16時57分
【大紀元日本7月4日】米ウィスコンシン大学のウイルス学者、東京大学医科学研究所の元教授河岡義裕氏は、H1N1型インフルエンザウイルスを操作し、ヒトの免疫システムを回避できる変異株の開発に成功した。1日、英紙インディペンデントが報じた。

 同ウイルスは、2009年春頃から2010年3月にかけて世界的に流行した。

 同氏は、H1N1型の遺伝子の変異について分析するため、ウイルスが強い感染力を持つ前の状態に戻し、そこからヒトの免疫システムを回避できるウイルスを検出したという。

 研究結果はまだ論文として発表されていない。

 同研究について、早くも議論が湧き上がっている。ウイルスがテロリストに悪用されることや、研究室から流出する可能性などが懸念されている。

 同紙は「(研究を)知る一部の科学者らは恐怖を感じている」と評した。

 一方、河岡氏は、研究の目的はより優れたワクチンの開発に貢献するためと主張し、世界保健機関(WHO)にも研究を報告し、好意的に受け止められたと主張している。

 同氏を巡っては、過去にも1918年に世界で大流行したスペインかぜのウイルスと、H5N1型インフルエンザウイルスを複製し、物議を醸した。

 (翻訳編集・叶子)

 

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