中国の鳥インフルエンザウイルス、猛毒性があると判明

2005/07/14
更新: 2005/07/14

【大紀元日本7月14日】本年5月から6月にかけて、中国北西部の青海湖で、大量の渡り鳥が鳥インフルエンザで死亡した、その後、専門家は、死亡した鳥の咽喉や排泄腔の分泌物を研究した結果、変異した新型H5N1ウイルスを発見した、この種のウイルスの毒性は非常に強いという。

上海の文匯報によると、中国科学院の微生物研究所を含めて、複数の専門機構が新型H5N1ウイルスを共同研究し、報告書を提出した。報告書では、新型ウイルスのゲノムを分析した結果、H5N1ウイルスと異なる点が存在することが分かった、つまり、ウイルスのゲノムが再編された可能性が高いと指摘した。研究者らは、この新型ウイルスを鶏と実験用ネズミに注入した、結局8羽の鶏は20時間以内にすべて死亡、ネズミ7匹が3点xun_ネ内に、残り1匹も4日目で死亡した。この実験で、新型H5N1ウイルスの毒性が非常に強いことが判明した。

連合報13日付け報道によると、WHO(世界保健機構)の専門家らが中国の鳥インフルエンザ発生地を視察し、6月に公表された調査報告書では、死亡した渡り鳥の数は5000羽以上で、中国政府が発表した数字の5倍であることが明らかにされた。

専門家らは「青海湖は、多くの渡り鳥が子育てする生息地である、9月になると、これらの渡り鳥は、世界各地に飛び立つので、発見された猛毒新型H5N1ウイルスは、世界的な脅威に成りかねない」と警鐘を鳴らした。