THE EPOCH TIMES
不法貿易

「国籍を隠す北朝鮮にうってつけ」香港で資金洗浄される闇マネー=CNN

2017年10月20日 07時00分

 北朝鮮が、香港に100社を超えるペーパーカンパニーを設立し、金正恩体制における核兵器開発のための資金を調達している。米CNNが報じた。北朝鮮への資金源を断とうと国際社会は制裁を試みるが、数多くの抜け穴により資金ルートの遮断にいたっていない。

 CNNは16日(現地時間)、「アジア国際金融の中心地である香港が、北朝鮮政権のマネーロンダリングの中心(hot spot)になった」とその実態を報じた。記事によると、「香港ウナフォルテ有限責任会社(Unaforte Limited Hong Kong)」は、北朝鮮と連携した幽霊会社、いわゆる「シェルカンパニー(shell company)」で、北朝鮮の国際金融ネットワークアクセスにおいて入口の役割を果たしているという。

 資産や事業活動がない、表向き(殻)だけの会社を意味するシェルカンパニー(フロントカンパニーとも呼ばれる)は、それ自体は合法だ。しかし、不法資金の助成や租税回避、所有権隠蔽などのための悪用方法になっていることが多い。実際、ウナフォルテは、国連の対北制裁の専門家パネルが、最近発行した2件の報告書から、北朝鮮の羅先経済特区に銀行を開設したことが明らかになっている。国際貿易法の専門家クリストファー・ウォール弁護士は、「国連安保理違反事案だ」と指摘する。

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 米NPOセキュリティデータの分析企業C4ADSは、香港に160社もの北朝鮮シェルカンパニーが存在していると推定した。米ワシントンDCの金融制裁分析の専門会社サヤリ・アナリティックスも、100社を超える香港企業が北朝鮮の制裁対象と関連があると見ている。

 CNN報道によると、北朝鮮と違法取引をしたことが摘発されて、金融制裁を受けた中国の丹東鴻祥グループは13社のペーパーカンパニーを香港に設置し、このうち11社はウナフォルテから遠くないところに位置しているという。

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