米駆逐艦と沿岸警備艇、台湾海峡を通過 中国との緊張高まる恐れ

2019/03/25
更新: 2019/03/25

[ワシントン 24日 ロイター] – 米軍は24日、海軍の駆逐艦と沿岸警備艇が台湾海峡を通過したと明らかにした。中国との緊張が一段と高まる恐れがある。

一方、中国本土との摩擦が激化している台湾は、米国による支援と受け止める可能性が高い。

米軍が発表した声明によると、通過したのは海軍の駆逐艦カーティス・ウィルバーと沿岸警備隊バーソルフ級カッター。

声明は、船舶の台湾海峡の通過は、自由で開かれたインド・太平洋地域のための米国の取り組みを表しているとし、国際法が認める場所はどこであれ米国は引き続き飛行や航行、活動を行うと説明した。

中国政府はこれまでのところコメントしていない。

台湾の国防部(国防省)は、米軍の艦船は台湾海峡の南西から北の方向に通過したと明らかにした。台湾軍は「沿岸の国境地域の安定と安全を守る」ために通過を見守ったと説明した上で、異常は観察されず、警戒すべき展開もなかったとした。

*内容を追加しました。

Reuters
関連特集: 国際