[台北 31日 ロイター] – 台湾政府は31日、中国軍の戦闘機2機が台湾海峡上空で中台間の中間線を越えて台湾本島側の空域に侵入したことについて、「挑発的」な行動だとして抗議した。
台湾の国防部(国防省)によると、中国軍機の中間線越えを受けて台湾側は戦闘機をスクランブル発進させた。
国防部は、中国側の動きは「地域の安全・安定に深刻な影響を与えた」との声明を出した。
中国政府はこれまでのところコメントしていない。
台湾総統府の黄重諺報道官は、中国は「国際社会の厄介者になるべきではなく、このような地域の平和を危うくする行為をやめるべきだ」と強調した。
報道官はまた、蔡英文総統は台湾軍に対し「戦争準備に関する全ての任務を完了するよう」求めたと述べた。
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