大紀元時報

台湾船に組織的に衝突する十数隻の中国漁船 「民兵」を疑う声

2020年03月22日 19時45分
台湾海上保安庁の船に相次ぎ衝突する中国「漁船」のスピードボート(スクリーンショット)
台湾海上保安庁の船に相次ぎ衝突する中国「漁船」のスピードボート(スクリーンショット)

台湾の市民ジャーナリスト組織によると、3月19日、訓練された操作技術の運転による小型スピードボート十数隻が、台湾金門海域を航行する台湾海上巡視船に組織的な追突を繰り返した。

台湾世論のなかには、中国共産党による台湾海峡における挑発的な行動は、共産党体制を揺るがすウイルス肺炎の蔓延問題から人々の関心をそらす狙いがあるとの見方がある。

19日、ACM市民ジャーナリストユニオンは動画共有サイト・ユーチューブで、台湾海峡で撮影された動画を公開した。 映像には、金門海域で台湾の巡洋艦が中国本土から来たとみられる小型のスピードボート十数隻に囲まれており、組織的に、交代で台湾の船に突進する様子が映っている。 

前日には、ミサイル駆逐艦を含む中国軍艦4隻が台湾東部を航行しており、台湾側は警戒にあたっていた。一部の台湾ネットユーザーは映像を分析し、突進という操作を返す漁船は同一型で、漁具を搭載していないと指摘している。 

また、これらの小型スピードボートは、通常の漁業では扱わないような操縦技術を駆使しており、軍事訓練されているように見える。あるネットユーザーは、中国人民解放軍が台湾を挑発する目的で計画的に行ったのではないかと指摘した。

昨年末に中国武漢市から発生した肺炎を引き起こすウイルスの流行で、中国は外交、経済、内政に大きな打撃を受けた。同じころ、中国軍は台湾海峡でたびたび挑発行為を繰り返すようになった。 2020年2~3月までの間に、台湾周辺海域では4回の衝突が発生している。

日本の防衛省幕僚監部が19日に発表した監視資料によると、中国海軍の艦艇4隻が18日、台湾東部海域を通過し、日本の宮古海峡に沿って中国本土に帰還した。

中国本土および世界に中共ウイルス(新型コロナウイルスとも呼ぶ)が蔓延するなか、台湾海峡付近における中国軍の台湾に対する挑発行動について、大紀元の横河(ハン・ヘー)解説委員は、全体主義政府は内政の危機に対処するとき、外部の問題を強調することが共通していると、分析する

民進党の王定宇議員もまた、ラジオ・フリー・アジアのインタビューで、中国共産党当局は現在、強い内部からの圧力を受けており、外部の衝突を利用して中国共産党への圧力を減らそうとしていると指摘した。

「そのうち、中国共産党は米国ウイルスだと言ったり、日本コロナウイルスと言ったりするだろう。公式メディアとインターネット市場を利用して、各国の感染症対策は失敗しているという偽ニュースを流布して、中国国内の人々からの圧力を引き下げようとする」と王議員は述べた。

21日、新華社通信はTrumpademic(トランパデミック)、トランプ大統領と世界的流行(パンデミック、Pandemic)を掛け合わせた造語を使って、米国の感染例拡大について伝えた。

王議員は、中国共産党が国際的な「騒動」を通じて、いわゆる「愛国心」を国内に集め、国民の不満を減らし、周辺国に「騒動」の主導権を握らせて「ウイルスはどこから来たのか」と責任を他国に押し付けようとするだろうと語った。

(翻訳編集・佐渡道世)

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