大紀元時報

米軍機、7月中国近海を67回飛行 防衛から対抗へと戦略転換か

2020年08月07日 14時38分
北京大学の研究調査機関「南海戦略態勢感知計画(SCSPI)」によると、8月5日夜、米軍機は広東省まで59.27海里のところまで近づいた(SCSPIツイッターより)
北京大学の研究調査機関「南海戦略態勢感知計画(SCSPI)」によると、8月5日夜、米軍機は広東省まで59.27海里のところまで近づいた(SCSPIツイッターより)

中国南部を襲った台風が過ぎ去った後、米軍がこのほど、中国沿岸部での偵察活動を再開したことがわかった。北京大学の研究調査機関、「南海戦略態勢感知計画(SCS Probing Initiative、SCSPI)」によると、8月5日と6日、米軍機3機が中国周辺海域を飛行した。

SCSPIのツイッター投稿によると、5日、米軍機3機が中国周辺海域を飛行した。6日、米空軍RC-135W偵察機と米海軍P-3C対潜哨戒機が広東省付近で偵察活動を行っていた。SCSPIは、5日午後9時頃、対地警戒管制を行う米軍のE-8C早期警戒管制機が広東省沿岸地域を飛行したことを「初めて観測した」とした。

SCSPIによれば、5日夜、米E-8C早期警戒管制機が台湾の南方海域から中国方向へ飛行し、広東省まで59.27海里(約109.77キロ)と近づいた。同日夜、米軍機P-8A対潜哨戒機とKC-135R空中給油・輸送機がそれぞれ、バシー海峡と台湾の北東海域で活動していた。

米軍はここ数カ月、南シナ海をめぐって、中国周辺海域で軍事力を強化し、頻繁に偵察活動を行っている。7月、米海軍ロナルド・レーガン(USS Ronald Reagan, CVN-76)空母打撃群とニミッツ (USS Nimitz, CVN-68)空母打撃群は、日本の海上自衛隊やオーストラリア海軍、インド海軍と合同演習を行った。

SCSPIの統計では、7月、米軍機は中国近海で少なくとも67回の偵察飛行を行った。5月の35回と6月の49回と比べて、大幅に増えた。7月の回数は5月の約2倍となった。SCSPIは、「米軍は偵察戦略を防衛から対抗へと転換させたことを意味する」と分析。

7月、中国沿岸部で、米軍P-8A対潜哨戒機が29回、RC-135偵察機が12回、P-3C対潜哨戒機9回、EP-3E電子偵察機8回、E-8C早期警戒管制機が7回、それぞれ飛行したという。

7月26日、P-8A対潜哨戒機は、福建省の領海基線まで41海里(約75.9キロ)のところに迫った。

中国当局のSCSPIは、米軍の頻繁な偵察活動は「政治的および軍事的圧力を強める狙いがある」と非難した。

(翻訳編集・張哲)

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