大紀元時報

若者を過激主義から遠ざけるフィリピンのプログラム

2021年04月07日 17時31分
フィリピンのスリガオデルノルテで開催された2019年ユース・サミットに参加している若い女性(ドイツ国際協力協会)
フィリピンのスリガオデルノルテで開催された2019年ユース・サミットに参加している若い女性(ドイツ国際協力協会)

フィリピン南部のトレーニングイニシアチブは、暴力的な過激主義が若者に根付く前に阻止することを目的としている。地元の教育者や非政府組織(NGO)が支援する「平和構築と暴力的過激主義の防止」イニシアチブは、ミンダナオ地域を含む長期にわたるテロリストの温床を対象としている。

ミンダナオ地域にはフィリピン人口の約20%で、2600万人が居住している。長年にわたり、フィリピン政府はサラフィー・ジハーディ、モロ民族主義者および共産主義テロ組織などと戦ってきた。

ミンダナオの平和と非暴力文化のための青年隊(YOUCAP)、ミンダナオ州立大学、暴力的過激主義に関する信仰間対話(iDove)が共同で実施しているこのイニシアチブは、学術機関、市民社会または政府により、暴力的過激主義の影響に抵抗するためのカウンセリングを仲間に実施したい若者を募集している。

YOUCAPはドイツのボンに拠点を置くNGO・ドイツ国際協力協会によって支援されている。

FORUMに対してNGOのスポークスウーマンは「私たちは若者を違法な武装集団への勧誘の犠牲者としてだけでなく、仲間の若者が暴力的な過激主義に染まることを防ぐための重要な役割を果たす者として捉えています。この活動は仲間内でのアプローチを活用しているので、こうした重要な時に平和文化を構築するのに役立ちます」と述べた。

2020年12月と2021年1月には、主に若い専門家やさまざまな信仰や背景を持つフィリピン人の大学生21人が毎週集まり、平和の構築と過激主義の防止に関するバーチャルワークショップを開催したと同氏は説明している。その後、メンタリングセッションとオンライン交流が2021年5月まで開催された。2021年6月に予定されているユースキャンプでこのトレーニングはクライマックスを迎える。

新型コロナウイルス感染症パンデミック(COVID -19)の現状で、グループでの集まりがより困難になったために、若手リーダーが交流できる「バーチャル・ユース・セーフ・スペース」の創出がトレーニングの重要な部分であったと彼女は付け加えた。

このイニシアチブは、2019年12月にインドネシアの首都ジャカルタで開催された東南アジア初のiDoveインターコンチネンタル・ユース・フォーラムの成功に基づいている。YOUCAPのメンバーは地域全体の青年リーダー達と共にイベントに参加した。このフォーラムは、アフリカで実施されたiDoveプログラムからの派生であり、デジタルメディアと対面イベントを統合することで若者を暴力的な過激主義の誘惑から遠ざけるためのキャンペーンをさまざまな信仰を持つ若者に設計させる。

ジャカルタでのイベントの後、関係者はミンダナオ州立大学とイリガン工科大学のミンダナオ回復センターと協力して、暴力的な過激主義の抑止に取り組む若者のためのiDove「トレーナーのためのトレーニング」を現地で開催した。

「フィリピン、特に多様な信仰、文化、民族がいるミンダナオでは、数十年にわたる暴力を終わらせることを願って、持続的な平和の探求が続いています」とドイツNGOのスポークスウーマンは述べている。

(Indo-Pacifc Defence Forum)

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