[ロンドン 22日 ロイター] – 英議会は、中国新疆ウイグル自治区で少数民族が苦しんでいるジェノサイド(民族大量虐殺)を終結させるため政府に行動を起こすよう求め、中国政府への批判を強めるよう圧力をかけた。
一方政府は、ジェノサイドと認定するかどうかは裁判所の判断に委ねられているとの見解を示している。
政府はこれまで、一部の中国政府関係者に制裁を科し、ウイグル自治区に関連する商品が英国のサプライチェーン(供給網)で流通することを防ぐ対策を講じているが、議員らはさらに踏み込んだ措置を求めている。
議会は、少数民族ウイグル族が人道に反する犯罪とジェノサイドに苦しんでいるとし、国際法に基づいて問題を終結させるよう政府に求める動議を採択した。動議は保守党のガーニー議員が提出した。拘束力はなく、政府がどのように対応するかが焦点となる。
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