赤澤経済再生担当相は29日、日米間の貿易交渉に関連し、防衛装備品の購入が交渉の一部に含まれる可能性があるとの認識を示した。
首相官邸で石破首相と会談後、記者団に対して赤澤氏は、「防衛装備品の購入とかが入ってくれば、事実上、アメリカ側の貿易黒字が積み上がることはある」と述べ、「そういう意味では若干視野に入るかと言われれば入りうるものかなと思う」と語った。
朝日新聞などの報道によると、トランプ米大統領は4月、赤澤氏に在日米軍の駐留経費負担の増額を求めたという。
赤澤氏は、安全保障と関税交渉を結びつけるのは適切でないとしながらも、戦闘機などの装備品購入については「ありうる」との認識を示した。
同日午後、赤澤氏はアメリカへ出発し、現地でベッセント財務長官と関税交渉に臨む予定だ。
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