警察庁は24日、警察官が街頭活動中に装着する「ウェアラブルカメラ」の試行運用を、8月下旬より13都道府県警で順次開始すると発表した。
職務質問や交通違反の取り締まりなどの場面を記録することで、やりとりの正確な把握や証拠保全を目的としたもので、警察官の帽子や上着にカメラを装着し、原則として常時録画を行う。
違反行為や事故の様子が記録されていた場合には、証拠としての活用も想定している。
相手が撮影を拒否した場合でも、原則として録画は継続する。ただし、住宅内など出入りが限られる場所では、プライバシー保護の観点から撮影を一時中断する。
撮影された映像はリアルタイムで警備指揮本部に伝送する。警察署に設置された専用端末において90日間保存した後に削除する。
東京や北海道、神奈川、鹿児島など9つの都道府県警で1年間実施する予定。
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