中国 バラ価格も下落

中国のバレンタイン 花屋に客足戻らず

2026/02/18
更新: 2026/02/18

静まり返った中国のバレンタインデー。今年も花屋の店頭には赤いバラが並ぶが、客の姿はまばらである。
人々、もう余裕はないのだろうか。

上海市民が祝い事の花を買う定番の市場の一つが「虹橋花市」である。中国メディアによると、今年はバレンタイン向けの注文が伸び悩んだという。

「去年はこの時期、何十件も予約が入った。今年は十数件ほどです」。同じ市場で店を営む沈さんはそう語り、肩を落とした。すでに帰省した人も多く、花束を贈る雰囲気そのものが薄れているという。

一方、30年以上花店を続ける別の店主・王さんも「今年は日程がよくない」と話す。バレンタイン商戦には期待せず、旧正月向けの胡蝶蘭に力を入れた。店内のバラは控えめである。

価格にも変化が見られた。以前は一本25元(約500円)まで跳ね上がった赤いバラが、今年は6元(約100円)前後で落ち着いたままだ。値上がりすら起きない。「景気が良くないからだろう」と店主はみる。

赤いバラが動かない。
花屋の静けさは、消費の冷え込みだけでなく、人々の心の余裕のなさをも映しているようである。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!