2026ミラノ五輪でアメリカのアリサ・リュウがフィギュア金メダル獲得、Instagramフォロワー530万人超に急増し谷愛凌(370万)を抜く快挙。天安門事件で脱出の父の信念を受け継ぎ、中国誘惑を断った物語が保守派支持を集め、SNSで爆発的人気。
アメリカの中国系フィギュアスケート選手のアリサ・リュウ(Alysa Liu)選手が2026年ミラノ冬季五輪のスターとなった。アメリカにとって24年ぶりとなる女子フィギュアスケート個人金メダルを獲得してからわずか1週間後の2月24日、彼女のInstagramフォロワー数は530万人に達した。
アリサ選手は女子シングルスケーティングで金メダルをアメリカにもたらした。これは2002年以来となるアメリカの同種目金メダルであり、彼女は一躍世界の注目を浴びた。現在、さまざまな背景や信仰を持つアメリカチームのファンから熱烈な支持を受けている。
冬季五輪開幕前、アリサ・リュウ選手のInstagramフォロワー数は30万人にも満たなかった。しかし女子決勝での圧巻の演技によって、彼女は瞬く間に世界的スーパースターとなった。
一方、アメリカで生まれ育ちながら中国代表として出場するフリースタイルスキー選手の谷愛凌(アイリーン・グー)選手は、今大会で金メダル1個と銀メダル2個を獲得した。これにより、彼女のオリンピック通算メダル数は6個(金3、銀3)となった。しかし谷愛凌選手のInstagramフォロワー数は現在370万人で、アリサ選手には及ばない。
大会前、谷愛凌選手のフォロワー数は210万人を超えており、確かに増加してはいるものの、その伸び率はアリサ選手の急上昇ぶりには遠く及ばない。
中国共産党のターゲットだった
この二人の中国系アメリカ人スターは、今大会期間中、しばしばネット上で比較の対象となっている。
両者はいずれも中国からアメリカへ移住した家庭に生まれ、カリフォルニア州で育ったという共通点を持つ。だが多くのファンや評論家は、アリサ選手の「移民の子としてアメリカに忠誠を誓う物語」が、谷愛凌選手の歩みとは対照的であると指摘している。谷愛凌選手は中国代表としての道を選んだからである。
二人の少女はいずれもカリフォルニアで競技生活を始めたが、2019年にその進路は大きく分かれた。
米メディア「The China Project(ザ・チャイナ・プロジェクト)」によれば、中国共産党政府は、中国系の血統を持つ外国人アスリートを積極的に勧誘し、中国代表チームの競技力を高める計画を立ち上げたという。特にその対象は、2022年北京冬季五輪、およびサッカー分野であった。
谷愛凌選手とアリサ選手は、その計画の最も注目されたターゲットだった。
谷愛凌選手はアメリカ代表の「赤・白・青」のユニフォームを脱ぎ、代わりに「北京レッド」のユニフォームを選んだ。2019年1月、谷愛凌選手はアメリカ代表として初のフリースタイル・スキー・ワールドカップに出場したが、そのわずか数か月後の同年6月、国際スキー連盟に国籍変更を申請し、中国代表として出場した。
天安門脱出の父と米国忠誠:感動の家族物語
一方、アリサ選手の家族はアメリカ代表としての道を選んだ。1989年の天安門事件当時、父親の劉俊氏は中国広州・中山大学の学生であり、自由と民主を求めるデモ行進やハンガーストライキを組織していた。劉俊氏は新唐人テレビの取材に対し、「当時、広州で学生デモを主導していたため、民主運動が鎮圧された後、私は広州市で最も指名手配されていた学生だった」と語った。
1989年の夏、香港の民間救援活動により、劉俊氏は中国本土を脱出して香港に渡り、その後、香港を離れてアメリカのカリフォルニアに移住した。法学を学び、後に弁護士事務所を開設した。
劉俊氏は「娘がアメリカ代表として世界選手権やオリンピックに出場するのは当然のことです。これは、私たち新しい移民と次世代がアメリカ社会に貢献するという意味を持ちます」と述べた。
一部の報道によると、中国共産党は劉俊氏の娘に国籍変更を促し、中国代表として北京五輪に出場させようと働きかけたが、劉俊氏はこれを拒否したという。彼は新唐人に対し、「今は詳しく話すことはできませんが、確かに接触はありました。私の経歴を考えれば、娘を中共の代表としてオリンピックに出させることはあり得ません。それが私の立場です」と語り、「中国共産党(中共)がどれだけ金を積もうと、そんなことは絶対にあり得ません。考えることもありません」と断言した。
2022年北京冬季五輪の前夜、父の過去や、彼女自身が中国代表としての出場を拒否した経緯から、アリサ選手とその家族は中国共産党によるスパイ工作の標的となったとされる。
両選手はともに2022年北京冬季五輪に出場しており、谷愛凌選手は中国代表、アリサ選手はアメリカ代表として氷上に立った。
2026年の成功を経た今、アリサ選手は欧米、特にアメリカの保守派の間で最も人気の高い人物の一人となっている。
保守派支持爆発:SNSで称賛の嵐
SNS上で影響力のある多くの保守派も、アリサ選手がアメリカに歴史的な金メダルをもたらしたことを称賛しており、その中にはNBCのニュースキャスターであるメーガン・ケリー氏、スポーツメディア「OutKick」の創設者クレイ・トラヴィス氏、Barstool Sportsの創設者デイブ・ポートノイ氏らの名前が挙がっている。
X(旧Twitter)上のユーザーBonchie氏は、「アメリカのオリンピックチャンピオン、アリサ・リュウ選手がリベラルかどうかなんて関係ない。彼女は星条旗をまとい、祖国のために戦った。共産中国のカネを受け取り、共産主義者のために滑ったわけではない」と投稿した。
別のユーザーHansMahncke氏は、「リッチモンドの普通の家庭に生まれ、屈託がなく自信に満ちた少女、アリサ・リュウ。彼女は共産党のスパイから脅迫されても屈せず、誇り高くアメリカ代表として戦った。これは氷山の一角にすぎない。彼女の父がアメリカへ来るまでにどれほどの困難を乗り越えたかは、谷愛凌の母親がたどった安易な移民の道とは鮮やかな対比を成している。この物語は、それだけでは語り尽くせないほど深い」と指摘した。
谷愛凌選手は2月22日の女子ハーフパイプ決勝で金メダルを獲得した。しかし、今大会でも中国代表として出場したことが議論を呼び、彼女には大きなプレッシャーがのしかかっている。
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