中国 灼熱の地面だけで卵やエビが調理できる暑さ

火を使わず料理 中国・新疆の火焔山で地表87℃

2026/07/25
更新: 2026/07/25

新疆ウイグル自治区の観光地「火焔山(かえんざん)」で、地表温度が87℃に達し、その熱だけで卵やエビなどを調理する動画が話題になっている。

火焔山は、日本でも親しまれている中国の古典小説『西遊記』に登場する灼熱の山として知られる。物語では、孫悟空でさえ自力では越えられず、火を消す力を持つ「芭蕉扇(ばしょうせん)」を借りに向かった場所として描かれた。

現地を訪れた動画投稿者は、「本当に火を使わず料理できるのか」を確かめるため、卵やエビ、サーモンを持参。地面の熱を利用した体験エリアに約1時間置いたところ、卵は中まで火が通り、エビやサーモンも食べられる状態になった。

投稿者は「食材より先に自分が焼けそうだった」と振り返り、「火を使わなくても料理ができるとは思わなかった」と驚きを語った。

火焔山があるトルファンは、盆地特有の地形と乾燥した気候から「中国で最も暑い地域」の一つとして知られる。夏には最高気温が40℃を超える日が続き、地表温度は80℃を超えることも珍しくない。2023年には気温52.2℃を記録し、中国の観測史上最高気温となったほか、火焔山では2017年に地表89℃が観測されている。

現地では砂の熱で卵を焼く「砂焼き卵」が名物となっており、この灼熱を体験するために訪れる観光客も少なくない。

一方、投稿者は、炎天下での長時間の滞在は危険だとして、熱中症対策を十分に行うよう呼びかけている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!