ASEM首脳会議でEUが中共をけん制 「基本的自由を守るために行動する」

アジアと欧州の約50カ国・機関で構成する「アジア欧州会議(ASEM)」の首脳会議がオンライン形式で25日から26日にかけて開催された。インド太平洋地域の経済や安全保障など幅広い分野で意見交換が行われた。ミシェル欧州理事会
2021/11/26 佐渡道世

「ピアノ王子」も見逃さなかった北京最大の住民スパイ組織「朝陽群衆」その実態とは

中国のスパイ機関である国家安全部(MSS、国安部)は、これまで秘密主義を貫いてきたが、今年に入ってからはメディアへの露出を増やし、公然と諜報員を募集している。
2021/11/25

米政権「民主主義サミット」に台湾を招待 中国、ロシアは招かず

米国務省は25日、12月9日から10日にかけて開催される「民主主義サミット」に台湾や日本など111の国と地域を招待することと明らかにした。招待されなかった中国は台湾の参加に反発を示したが、専門家は米国の判断を「当然のこと
2021/11/25 佐渡道世

台湾、米会合で半導体や中国の「威圧」を協議

[台北 23日 ロイター] - 台湾経済部(省に相当)の王美花部長(大臣に相当)が23日、米国との経済対話の第2回会合で、半導体不足や中国の経済的な「威圧」への対応について話し合ったことを明らかにした。米国と台湾の経済対話は昨年始まった。 米国のバイデン大統領は先週、中国の習近平国家主席とオンライン方式で会談した。習氏は首脳会談後、米国内の台湾独立支持者は「火遊びをしている」と警告した。 中国は
2021/11/24 Reuters

ブータン領で軍事インフラ整備する中国 専門家「狙いはインド」

インドの地政学専門家ブラマ・チェラニー氏が22日、日経アジアレビューに寄稿し、中国政府がブータンの領土に村を作り、中国人を移住させ、軍事インフラを整備していると明かした。
2021/11/24

韓国大統領両候補、外交政策で温度差 野党候補、日本および中国と「協力関係を回復」

韓国大統領選が事実上「2者対決」に絞るなか、今後韓国政府の外交政策に関する関心が高まっている。有力候補の共に民主党・李在明氏、国民の力・尹錫烈氏の外交安保政策では、日米や対北朝鮮に対する観点には温度差を感じる。

中国テニス選手の失踪…当局の人権対応に疑念 北京五輪ボイコットの声高まる

中国の前副首相・張高麗に性的な関係を強要されたと告発した中国の女子プロテニス選手・彭帥氏の消息不明により、世界中に来年2月に開催する予定の北京冬季輪に対するボイコットを呼びかける機運が高まっている。
2021/11/23 蘇文悦

比船が中国海警局船から妨害され…米国、比防衛義務の発動を示唆

フィリピンの補給船が南シナ海の環礁に向かう途中、中国海警局の船から放水を受け活動を妨害された事案で、米国務省は19日声明を発表。中国の動きは「地域の平和と安定を直接脅かす行為だ」と述べ批判した。さらに、もしフィリピン船へ
2021/11/23 佐渡道世

来年の日米豪印戦略枠組み「クアッド」サミット、日本で開催=米政府高官

中国によるインド太平洋地域への拡張を牽制する日米豪印4カ国による戦略枠組み(クアッド、Quad)の会合が、来年日本で開催される見通しとなった。米国家安全保障会議でアジア政策を統括するキャンベル・インド太平洋調整官が19日
2021/11/22 佐渡道世

中国、リトアニアとの外交関係を格下げ 米は支援する構え

中国外務省は21日、リトアニアとの外交関係を格下げしたと発表した。リトアニアに台湾の事実上の大使館「台湾代表処」が設置されたことを受けた対抗措置だとしている。
2021/11/22 山中蓮夏

中国政府、COP26サミットで協力を拒否 経済脆弱性を隠す狙いか

気候変動対策への全面的な協力を拒む中国政府は、経済の実態を隠そうとしている可能性がある。
2021/11/22

「特定の人種やDNAに感染させる」中国が提出した人工ウイルスの文書とは=調査ジャーナリスト シャリ・マークソン氏インタビュー(2)

新型コロナウイルスは「人工ウイルス」なのか。マークソンさんによれば、武漢ウイルス研究所では、ウイルスの感染力を増強する「機能獲得実験」が行われていた。
2021/11/20

武漢ウイルス研究所は世界最大のコロナウイルス・コレクションを保有=調査ジャーナリスト シャリ・マークソン氏インタビュー(1)

2020年初頭に中国・武漢から始まったパンデミックの起源は、未だに謎に包まれている。武漢の研究所からウイルスが漏れた可能性(ラボ漏洩説)については、1年以上おおやけに議論されることはなかった。10月に著書『What re
2021/11/20

中共、マルクス主義推進 欧米の国際秩序に挑戦=報告書

米議会の米中経済・安全保障問題検討委員会(USCC)は17日、中国共産党政権が現在の国際システムを破壊し、中国主導のマルクス主義システムに置き換えようとしているとの年次報告書を発表した。
2021/11/19 山中蓮夏

林外相、中・仏外相とそれぞれ電話会談 安全保障問題等について協議

林芳正外相は18日、中国の王毅外相と電話会談を行った。林外相は中国公船が継続的に尖閣諸島を航行していることや、香港、新疆ウイグル自治区等の状況について深刻な懸念を表明した。同日の日仏外相電話会談では、両国が「特別なパート
2021/11/19 佐渡道世

米中首脳、軍備管理巡る対話検討で合意=サリバン大統領補佐官

[ワシントン/北京 16日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は16日、バイデン大統領と中国の習近平国家主席が15日に行ったオンライン形式の首脳会談で、軍備管理を巡る対話の可能性を検討していくことに合意したと明らかにした。 サリバン氏は、中国の核・ミサイル戦力増強に対する米国の懸念に触れた上で、バイデン氏と習氏は「戦略的安定に関する話し合いを始めることを目指す」点で意見
2021/11/17 Reuters

共産党「6中全会コミュニケ」から浮かび上がる習氏の苦境と最優先目標

11月8日から4日間、中国共産党第19期6中全会が北京で開催された。今回の会議で、習近平総書記は毛沢東、鄧小平に並ぶ指導者としての地位を確立した。それとともに、習氏の苦境と最優先目標が浮かび上がってきた。
2021/11/16

日本は台湾の現状維持を推進

中国の脅威に直面している台湾に対して日本は一貫して支援を表明している。公文書や政府声明による日本政府の支援文言には軍事的に台湾を防衛するという誓約は含まれていないが、日本の立場は従来よりも具体的かつ頻繁に表明されている。

中共歴史決議、習近平氏の権力掌握をさらに強化する狙いか

中国共産党の重要な政治会議「6中全会」で11日、党の歴史を総括する3度目の「歴史決議」が採択された。決議の全文は公開されていないが、討議の内容をまとめたコミュニケでは習近平国家主席を毛沢東、鄧小平の各時代を継ぐ指導者と位
2021/11/15 山中蓮夏

米議員訪台団、蔡英文総統面会 TSMC本社、国防部を訪問か 11日夜には離陸=報道

台湾を訪問していた米上下両院の議員団が11日夜、民間航空機を使って台湾を離れた。中央社が報じた。一行は滞在中、蔡英文総統と面会し、国防部や台湾積体電路製造(TSMC)本社を訪れたという。
2021/11/12 佐渡道世

TikTok、親会社に中国政府が出資と認める 取締役に当局者も

中国政府は資本参加などの手法で、民間企業への統制を強化しているとみられる。中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」米国事業の経営陣メンバーは、米議会公聴会で事実関係を認めた。
2021/11/11

中国で密告風潮 日本人称賛の大学教授、教壇から追放される

中国では密告の風潮が高まっている。湖南省にある湖南城市学院の哲学科教授である李剣氏は、授業中に日本人を称賛したことを学生に密告され、図書館勤務への降格異動させられた。
2021/11/11

米、中国が台湾攻撃なら同盟国と共に対応=国務長官

[ワシントン 10日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は10日、中国が軍事力を利用して台湾の現状を変えようとした場合、米国は同盟国と共に対応すると述べた。ただ具体的にどのように対応するかは明らかにしなかった。 ブリンケン長官は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が主催するフォーラムで、中国が台湾を攻撃したら米国は台湾を防衛するために介入するかとの質問に対し、米国の国内法の下で米国が果たすべき
2021/11/11 Reuters

米上下院議員が軍用機で台湾訪問 国防省「訪台は一般的」

台湾メディアのTVBSによると、9日18時ごろ、複数の米上・下院議員を乗せた米海軍輸送機C-40Aが台北松山空軍基地に到着した。台湾外交部は、米国在台湾協会(AIT、駐台米国大使館に相当)が米議員団のスケジュールを調整し
2021/11/10 佐渡道世

香港の大学、洗脳教育を必修科目に 教室内に監視カメラ

香港では、中央政府が推し進める香港国家安全維持法(国安法)の講義を必修科目として新設する大学や専門学校が増え、教室内の監視カメラの設置が広まっている。ロイターが報道した。
2021/11/09

中国企業がコンテナ港運営権の一部取得 独メディアは警戒呼びかける

中国大手国有企業が9月末、ドイツのハンブルグ港にあるトレロー・コンテナターミナル(CTT)の運営権の35%を1億ユーロ(約131億円)で買い取った。
2021/11/08

香港で「映画検閲法」可決 違反者には禁錮刑 ますます強まる中共支配

香港立法会(議会)は10月27日、「国家の安全を守る」ことを名目に映画検閲法を可決した。専門家は、香港における自由度がさらに制限され、北京の独裁的支配につながると指摘している。
2021/11/07 武田綾香

RCEP、2022年1月1日に発効 中共の地域的影響高まりに警戒感

日本政府は2日、10カ国が国内手続きを終えた地域的な包括的経済連携(RCEP)について、来年1月1日に発効すると発表した。米国や欧州諸国の参加しない、世界でも最大規模の経済連携協定貿易圏が形成される。
2021/11/06 佐渡道世

EU議員7人が台湾訪問 ニセ情報との戦いなどについて台湾の経験を共有

欧州議会委員会の代表団が、3日から5日まで台湾を訪問している。
2021/11/04 佐渡道世

台湾代表団が東欧訪問 リトアニア「大国のいじめに屈しない」

台湾国家発展委員会の龔明鑫(ゴン ミンシン)主任委員(大臣)が率いる66人規模の経済貿易投資視察団がこのほど、リトアニアを含む欧州3カ国を訪問した。
2021/11/03