THE EPOCH TIMES

北、350万ドル賄賂でパキスタンから核技術を購入

2011年07月08日 06時58分
 【大紀元日本7月8日】6日付けの米紙ワシントン・ポストによると、1990年代に北朝鮮は350万ドル(約2億8000万円)もの賄賂でパキスタン軍高官から核兵器技術を購入していたことがわかった。

 同紙によると、北朝鮮とパキスタン軍高官の間で核技術伝達に関する取引の詳細を記録した手紙のコピーを、これに関与したパキスタン人核科学技術者カーン博士が英国人の元ジャーナリストに公表したことにより、明らかになったと。

 1997年7月15日付けで、北朝鮮労働党ジョン・ビョンホ長官の署名入りで「機密」と捺印されたこの手紙は、パキスタン軍高官に300万ドル、別の高官には50万ドルと多少の宝石類が渡された、と記されている。

 カーン氏は自ら現金の受け渡しに関与したことを認めており、これらは厚手の布袋の中に果物とともに段ボールに入れられて輸送されたという。

 この元ジャーナリストや欧米の諜報機関は、手紙に書かれている内容は事実であると主張しているが、賄賂を受け取ったとされる2人の軍高官を始め、パキスタン側はこれを「偽造文書だ」と否定している。

 カーン博士は、イスラム圏初の原子爆弾の作製を成功させたとして国民から英雄視されている人物だが、核の情報機密流出に関する発言で、しばしばパキスタン当局から咎められ、監視されている存在だ。

 2004年に放送された全国放送の国営テレビ番組で、イランと北朝鮮、リビアに核技術を伝達したことをカーン博士が認めたため、当局より自宅軟禁処分を受けていた。2009年に発言撤回したため開放されたものの、「目立った行為をしないように」と命じられていた。

(翻訳編集・佐渡道世)

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