五回目のジャスミン散歩、内陸部で開花 大学生・若者が中心=中国

2011/03/23
更新: 2011/03/23

【大紀元日本3月23日】民主と自由を求める「ジャスミン革命」の活動が依然、中国のインターネット上で密かに呼びかけられている。3月20日の5回目のジャスミン散歩活動では、今まで主に行ってきた大都市と沿岸部都市に加え、内陸部の西安市と済南市で大学生など若者からの反応が著しかった。

「四面八方」と名づけられた今回の集会の場所には、北京、上海、チベットのラサなど50以上の都市が含まれている。香港、シンガポール、台北など海外の都市も対象だという。これまでと同じく散歩の形で行われる今回の集会に、「挨拶と雑談をしながら」、「警察当局との衝突を避けよう」との注意点も付け加えられた。

上海・北京 厳重な警戒態勢

米VOAの取材に応じた上海市民の話によると、同市では人民広場に集まろうとする人がいた。また、北京市では当局は厳重な警戒態勢を敷くなど、依然として正体不明の組織者に振り回されている。西単、王府井など繁華街で金曜日から政府職員と臨時警備員らが昼夜、パトロールしていると目撃者がVOAに話した。

集合場所となった北京市海澱区中関村にある海龍大厦周辺の空き地に、大量機械器材が運ばれ、場所を占有している。一部の空き地はフェンスで囲まれ、立ち入り禁止となった。また、海龍大厦から500メートル離れたところに乗用車が多数止まっており、監視に当たっているという。

西安市、大学生が学校内で散歩

一方、西安市にある西北工業大学では、500人の大学生が予定された集会時間にキャンパスを無言で「散歩」した。ほかに山東省済南市でも集会が開かれたとも伝えられており、民主と自由を求めるジャスミン革命は大都市から内陸部へと広まりつつある。

西北工業大学では、大学側が事前に情報を把握したため、集会前、キャンパスに多数の警官が集まった。すぐに解散しなければ除籍処分にすると大学側は通達した。集会は警官の厳重な警備下で終了し、逮捕者は出ていない。学生らは「民主がなければ、特権階級が就職の機会を独占する。卒業すなわち失業となる」と動機を話す。

山東省済南市でもジャスミン集会があったと伝えられる。ネットユーザーの話によると、同市泉城広場では警官による警備が敷かれたにもかかわらず、多数の若者がやってきたという。

山東大学の元教授・孫文広氏は香港紙・リンゴ日報の取材に応じ、「ジャスミンはすでに民主の代名詞となり、市民の中で浸透している。抑圧すればするほど、大きく咲き乱れるに違いない」と述べた。2月13日に北京・上海で初めてのジャスミン集会が行われてから、当局はあらゆる手を尽くしてジャスミン革命の動きを封じ込めようとしている。しかし、集会はじわじわと広がりを見せている。相手の見えないこの戦いにどう対処するか、当局も頭を悩ませているようである。

(翻訳編集・高遠)
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