中国の習近平国家主席は、民主化への道を歩むと、元北京大学助教授は分析(AFP/GettyImages)

【特別取材】習近平主席、民主化へ歩み=元北京大学助教授

 習近平氏は歴代の共産党リーダーと違う

 「習氏のやり方は全く新しい。共産党高層部のなかでも異彩を放っている」と焦氏は明言する。

 中国国内のネットでは、習氏は、毛沢東時代から続いていた党後継者の指名制を廃止するとのうわさが流れている。実現すれば、大きな民主化への一歩となる。廃止となった後の党首の選出方法について「例えば、党内で選挙制の採用もありうる」と予測した。

 習氏は今年8月、中国共産党の幹部養成機関・中国共産党中央党校で「国学」を学ぶことを強調した。国家の官僚として、中国伝統文化の教養を身に付け、仏教や神学のような人類の文化について知ることは非常に重要であると話したという。

 機が熟している中国 決断力があれば どんな政策の実行も可能

 焦氏は、習氏の権力はほぼ安定しており、同時に国民の民意と共通認識の一致も、ある程度に達していると指摘。「一人っ子政策の廃止や台湾首脳との会談など、すべて機が熟していなければ成り立たなかった」と見ている。

 現在、法輪功学習者の弾圧を指示した中国元国家主席・江沢民氏を告訴する動きが世界中で広まっている。「江氏の反人類的な政策に従った全ての政府高官が反腐敗の対象になるだろう」と江派の摘発を予測し、さらに「江沢民告訴は中国の歴史上の1ページとなる」と述べた。

(翻訳編集・山本アキ/佐渡道世)