米主導の有志連合参加に否定的なドイツを批判、駐独米大使が独紙に

2019/08/01
更新: 2019/08/01

[ベルリン 1日 ロイター] – グレネル駐ドイツ米国大使は1日、ホルムズ海峡を航行する民間船舶の安全確保に向けた米国主導の有志連合への参加に否定的なドイツ政府を批判した。

ドイツのマース外相は前日、米主導の有志連合には参加しないと表明。イランとの緊張激化を避けたいとのドイツの立場を示していた。

グレネル氏は独紙アウグスブルガー・アルゲマイネに対し、「ドイツは欧州最大の経済大国だ。繁栄には国際的な責任が伴う」と強調した。

同氏はまた、「米国はドイツが西側諸国の一角にとどまれるように多くの犠牲を払ってきた」と主張。ドイツに駐留する予定の米兵3万4000人のために米国民は多額のコストを負担していると訴えた。

Reuters
関連特集: 国際