帰国拒否のベラルーシ選手、ポーランド亡命申請 夫はウクライナに

2021/08/03
更新: 2021/08/03

[東京 2日 ロイター] – 帰国指示を拒み日本の警察などに保護を求めていたベラルーシの五輪代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(24)が2日、都内のポーランド大使館に入った。同選手と連絡を取っていた日本在住のベラルーシ出身者によると、ポーランドに亡命を申請をする方針という。

ツィマノウスカヤ選手は午後5時ごろにポーランド大使館前で車から降り、大使館員2人にあいさつをして大使館の敷地に入った。

大使館員らはコメント要請に応じなかった。

大使館前には女性2人が同選手を支持するために現れた。うち1人はベラルーシ反体制派のシンボルとされる赤と白の旗を持っていた。

国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長は2日の記者会見で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)など複数の機関が同選手と連絡を取っていると説明し、ポーランドとチェコが、同選手にビザ(査証)を交付するなどして支援する用意があると表明していた。

一方、ウクライナ内務省関係者によると、ツィマノウスカヤ選手の夫、アルセニ・ジュダネビッチ氏がウクライナに入国した。

ジュダネビッチ氏のコメントは得られていない。

Reuters
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