韓国雑踏事故、死者156人に 尹大統領が安全対策指示

2022/11/01
更新: 2022/11/01

[ソウル 1日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は1日の閣議で、首都ソウルの繁華街・梨泰院で29日夜に起きた雑踏事故は群衆管理の重要性を浮き彫りにしたとして、こうした事故防止のため安全対策を策定するよう指示した。大統領府が明らかにした。

この事故では、ハロウィーンで集まった群衆が狭い路地に押し寄せて転倒するなどした。1日午前現在、事故による死者は156人、負傷者は151人、うち29人は重体という。死者のうち少なくとも26人が外国人で、出身国は14カ国に及んだ。

捜査当局は、ここまで甚大な被害となった経緯などの調査を開始した。

尹大統領は「今回の事故現場だけでなく、スタジアムやコンサート会場など多数の人が集まる場所における群衆管理のため、具体的な安全対策を策定しなければならない」と述べた。

Reuters
関連特集: 朝鮮半島