中国の食品安全問題が再び浮上した。
4月25日、ある女性消費者は、購入したキュウリの内部から細くて長い金属製の針が出てきたと告発し、大きな波紋を呼んだ。
女性は、当時の動画を公開しており、当初、女性の自作自演を疑う声もあったが、調査の結果、自作自演の可能性はないと結論された。
この件を取り上げた中国メディアが引用した弁護士の話では、「異物混入が生産・輸送過程におきた場合は、消費者は販売業者に賠償を求めることができる。一方、意図的に異物を混入させた場合は、刑事責任に問われる可能性もある」という。
一方、販売業者は「どのプロセスで問題が起きたか不明」と説明しており、この件は現在、「調査中」だという。
ネット上では「怖すぎる。またか」との反応に加え、「こちらもキュウリの漬物の缶詰から針が出てきたことがある」、「うちも滷菜(煮込み料理)から針が見つかった」といった体験談も多く寄せられた。
先月も(3月1日)、デリバリーの「豚肉のおかゆ」のなかから針が出てきた「事件」を、中国メディアが報じた。
このような「異物混入」、特に「針混入」の事例は、ほかにも多く報告されており、食の安全に対する懸念は高まる一方だ。
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