欧米でEV一辺倒の政策が見直され、ガソリン車やハイブリッド車を容認する現実路線へ転換が進んでいる。EVを戦略産業として巨額投資してきた中国共産党は、需要減速と保護主義強化の中で産業・経済ともに逆風に直面している
中国のEV大手、BYDは2025年4月、ヨーロッパ市場で米テスラを初めて上回り、月間の純電気自動車(BEV)販売でトップに立った。
中国成都市の高架橋に反中共スローガン横断幕が約3時間掲げられ、警察の対応の遅れが体制内部の不満や危機感を浮き彫りにした。
習近平は民間組織の台頭、党内派閥の反発、軍部の粛清という三重の政治危機に直面し、権力基盤が揺らいでいる。