掲げられている看板だけを見ると、誰もが「広東料理店」、それもちょっと高そうな店を思い浮かべてしまう。だが実際はマクドナルド。そんな少し変わった光景が中国・広州で話題となった。
広州市中心部にあるこの店は4月18日朝、入口に「牡丹楼(ぼたんろう)」の看板を掲げて営業を開始した。広東語でマクドナルドをもじった呼び名を、そのまま店名として使ったものだ。
実際、この名前をめぐってはこんな話もある。広州を訪れた観光客がタクシー運転手におすすめの店を聞いたところ、「牡丹楼」と案内され、名前から高級な広東料理店を想像して向かった先にあったのは、見慣れたマクドナルド。拍子抜けしたという。
そんな通称をそのまま看板にした今回の試みだが、長くは続かなかった。店員によると、「牡丹楼」の看板は新商品のハンバーガーをPRするための期間限定イベントで、その日のうちに元の状態に戻したという。
店内もそれに合わせて演出していた。赤いプラスチックの丸イスや大きなうちわ、ビーチサンダルなどが置かれ、昔の広東料理店を思わせるレトロな雰囲気につくられていた。もともとこの店舗は1990年代風の内装を特徴としており、今回の企画もその延長にあるとみられる。
突然現れて、すぐに消えた「牡丹楼」。短い出来事ではあったが、「牡丹楼」と聞いてマクドナルドを思い出す人は、これから間違いなく増えていきそうだ。
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