ベネズエラ治安部隊が発砲、1人死亡 支援物資搬入巡り緊張

2019/02/23
更新: 2019/02/23

[KUMARAKAPAY(ベネズエラ)/ククタ(コロンビア) 22日 ロイター] – 南米ベネズエラとブラジルの国境付近で22日、治安部隊が住民に発砲し、少なくとも1人が死亡、数人が負傷した。地元関係者らがロイターに明らかにした。

ベネズエラのマドゥロ大統領は、米国などからの支援物資搬入を阻止し、緊張が高まっている。[nL3N20G6H4]

地元の指導者2人によると、支援物資の搬入を阻止しようとしているとみて、住民らがブラジル国境に向かう軍用車列を止めた。兵士らがその後村に突入して発砲し、死傷者が出たという。

ベネズエラの情報省は現時点で、コメントの求めに応じていない。

米国は事件を非難し、国務省当局者は「正義を求め、われわれは被害者家族とともにある」と述べた。

中国は、人道支援物資の国内搬入は暴力につながる恐れがあり、強行すべきでないと警告した。

*内容を追加しました。

Reuters
関連特集: 国際