米海兵隊ナンバー2がコロナ陽性、軍幹部で今週2人目

2020/10/08
更新: 2020/10/08

[ワシントン 7日 ロイター] – 米海兵隊は7日、ナンバー2のトーマス総司令官補が新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たと発表した。米軍幹部で感染が判明したのは今週2人目となる。

トーマス氏の症状は軽く、自宅で自主隔離中という。

国防総省で先週開かれた軍幹部の会合に出席した沿岸警備隊のレイ副司令官が5日に検査で陽性と判明。これを受けて同席していた米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長を含む統合参謀本部メンバーのほぼ全員が自主隔離に入った。

国防総省のホフマン報道官は「現時点でほかに陽性が確認された軍幹部はいない」とする声明を発表した。

米軍最高幹部が相次いで自主隔離に入り、最高司令官であるトランプ大統領が新型コロナ感染で一時入院するなど、米国の安全保障に対する懸念が強まっている。

下院軍事委員会のスミス委員長(民主党)は6日の声明で「軍はトップが隔離中でも機能するが、大統領の無謀さによる安全保障への影響は計り知れない」と批判した。

Reuters
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