大紀元時報

「中国の軍隊はまるで山賊の巣窟」中国武装警察元幹部が暴露

2021年6月17日 09時13分
ビデオの中で、邵氏は在籍中に見聞きした衝撃的な場面を語り、中国共産党の幹部が「人格分裂者」と切り捨てた。写真は中国の武装警察。参考写真(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)
ビデオの中で、邵氏は在籍中に見聞きした衝撃的な場面を語り、中国共産党の幹部が「人格分裂者」と切り捨てた。写真は中国の武装警察。参考写真(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)

最近、元中国武装警察部隊・北京総隊の第5支隊副隊長・邵長勇氏が軍隊の内情を暴露するビデオがツイッター上で注目を集めている。ビデオの中で、邵氏は在籍中に見聞きした衝撃的な場面を語り、中国共産党の幹部が「人格分裂者」と切り捨てた。

「私たちの世代では、子供のころから多くの人は心から軍人に憧れていた。部隊に入るまで私の人生は幸せだった。しかし正式に入隊したその瞬間から、私の周りの状況が一変した」

「私がいた部隊では上下関係が非常に厳しかったので、わずか二、三カ月の間だけで兵士によるクギ、ハサミなどの飲み込み事件や、手首を切る自傷行為が何件も起きていた」

邵氏は初めて軍事会議に参加した時、衝撃を受けたという。

「会議では本当に汚い言葉が飛び交っていた。まるで楊子栄(革命現代京劇『智取威虎山』の中の英雄)が山賊の巣窟に入った時のような感覚を覚えた」と振り返った。

同氏はまた、同僚が部隊を辞める時、「兵士の教育」に関するアドバイスを求めた。得られた答えは「各種の騙す手段を覚えることだ」という。

「人を騙す能力のレベルの高さで、その人の能力レベルを図る。『毛沢東選集』をよく勉強したほうがいい。よりよく理解できれば、痕跡を残さず陰険な方法で人を殺すことができる」と聞かされた邵氏は、「私の世界はたちまち灰色に変わった」と述べた。

邵氏はさらに、「天安門事件」に触れ、最初に天安門に攻め込んだ中隊のことについて明かした。一部の狙撃手は学生のスピーカーを一撃で撃ち壊したという。

その中隊は「共和国英雄中隊賞」を受賞し、うち数人は「共和国衛士賞」を受賞した。しかし、罪の意識を持っているため、彼らは帰郷しても賞をもらったことを人に話せないのだという。

邵氏また、「人格分裂」したある政治教育研究室の主任の話もした。その主任はいつも食事の時「ビルが傾き始めている」と言って、部隊と社会がいかに腐敗しているかを愚痴っているのに、いったん講壇に立つと、一変して「我が党がいかに清廉潔白で偉大であるか」について語り始めるという。「人格分裂という言葉は、まさにこういう人のことを言っている」と邵氏は嘆いた。

「私たちは以前、軍人を天使のように崇めていた。彼らがこの共和国を守っていると信じていた。しかし、実際に軍営に入って見ると、悪魔と天使が同一人物であることに気づいた。彼らは瞬時に切り替えることできる」と邵氏は締めくくった。

彼の動画を見たネットユーザーは、「体制に近づくほど、その恐怖と闇を感じることができる」「正直に話してくれてありがとう。多くの人が軍の内部で何が起こっているのかをほとんど知らない。彼(邵氏)が無事であることを願っている」と書き残した。

北京武装警察総隊は正軍級の「内衛部隊」で、北京で重要会議が行われたり、突発的な事件が発生した場合に治安維持に当たる。

邵氏は過去にも、武装警察内部で蔓延する腐敗について暴露していた。

例えば、「上司の話では、将軍に昇進するには300万元いる。金額は変動するが、相場は決まっている」と邵氏は明かした。

ほかにも、武装警察総隊の招待所で風俗サービスが提供されていることや、部下から上司への賄賂、入隊するのに賄賂を渡す必要があるという。入隊後も条件のいい部隊に入るにも、共産党に入党時も、休暇や退役して実家に戻るにも賄賂が必要だと明かした。

「隊員にとって誰に賄賂を贈るかは人生を左右してしまう」と邵氏は指摘する。

香港誌「爭鳴」の2017年2月の報道によると、武装警察が経営する病院、不動産、ホテルは2001~15年末まで、年間78.2億~502.4億元(約1344.1億~約8635.2億円)を稼いでいたという。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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