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中国 北京の大学で起きた“脱衣証明”騒動

「証明を求められた」 月経による欠席申請をめぐる大学側の対応が波紋=中国・北京

2025/05/22
更新: 2025/05/22

「月経で病欠? それならズボン脱いで証明しなさい」そんな信じがたい要求が、現実に北京の大学で行われていた。

問題が表面化したのは、ある女子学生の告発がきっかけだった。体調不良を訴え校医室を訪れた学生が、生理を理由に病欠を申し出たところ、職員から「脱衣による確認」を求められたという。

関連話題はたちまちSNSのトレンド入りし、「人権侵害だ」「常軌を逸している」といった怒りの声が広がった。

騒ぎを受けて、当該校・北京工業大学耿丹学院は5月16日に釈明を発表。「虚偽申告を繰り返す学生への対策として導入した措置であり、本人の同意を得て行った」としたが、世論の怒りは収まらない。

教育とは信頼から始まるべきものだ。疑いを土台にした指導に、育つべき人格も、芽吹くはずの知性も存在しない。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!